脂質異常症(高脂血症)を改善するには?-気になる原因・症状・治療を分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「脂質異常症」を解説していきます。
脂質異常症とは?
脂質異常症を一言でいうと、
【血液中の脂質の値が基準値から外れた状態】
細かくみていくと、
- トリグリセライド
- LDLコレステロール
- HDLコレステロール
の3つの値が関係してきます。
トリグリセライド(TG)
トリグリセライドはいわゆる「中性脂肪」です。
人にとって、大切なエネルギー源ですが、
血液中に増えすぎてしまう(150mg/dL以上)と、
「高トリグリセライド血症」となります。
LDLコレステロール(LDL-C)
LDLコレステロールは、
コレステロールを供給(運ぶ)する役割があります
一般的に「悪玉コレステロール」といわれていて、
血液中に増えすぎてしまう(140mg/dL以上)と、
「高LDLコレステロール血症」となります。
HDLコレステロール(HDL-C)
HDLコレステロールは、
コレステロールを回収する役割があります。
一般的に「善玉コレステロール」といわれていて
血液中に少なすぎてしまう(40mg/dL未満)と、
「低HDLコレステロール血症」となります。
そして「脂質異常症」は、
- 高トリグリセライド血症
- 高LDLコレステロール血症
- 低HDLコレステロール血症
このうちのどれかが生じた状態です。
脂質異常症の症状
脂質異常症は、ほとんど自覚症状はありません。
しかし、放置すると全身の血管の動脈硬化が進み
心筋梗塞などの重大な合併症に繋がってしまう。
脂質異常症の種類と原因
脂質異常症は、
「原発性」と「二次性(続発性)」があります。
●原発性…家族性高コレステロール血症や、
遺伝子の異常など、主に遺伝因子によるもの。
●二次性(続発性)…生活習慣の乱れ・
基礎疾患(糖尿病・甲状腺機能低下症etc.)などの、
ライフスタイルやその他が原因によるもの。
脂質異常症の治療
脂質異常症は、
人によって背景が異なるため、改善のためには
それぞれに合わせた治療方針を組むことが大切。
そのなかでいえる“基本的な治療”として、
一番大切なのは「生活習慣の改善」です。
- 禁煙をする(受動喫煙も回避する)
- 過食を抑え、標準体重の維持
- 肉の脂身・卵黄・乳製品の摂取を抑えて大豆・魚類の摂取を増やす
- 食塩の摂取を控える(6g/日未満)
- アルコールの過剰摂取を控える(25g/日以下)
- 有酸素運動を毎日30分行う
このような生活習慣の改善をおこない、
その後に、薬物療法の適用が考慮されます。
※すぐに薬物療法がおこなわれることもあります
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中