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【韓国スイーツ】“夏の定番”ピンスの季節!変わり種「とうもろこしピンス」も大人気

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
とうもろこしピンス(画像提供:トラベルブロガーmiraさん)

まだ6月なのに「もう暑い~」と思いませんか? そんなとき私(筆者)は、“かき氷”を食べたくなります。

韓国にも、かき氷はあります。しかし、日本のものとはかなり違います。今回は韓国のかき氷=ピンスの基礎知識や食べ方、変わり種メニューをご紹介したいと思います。

■ピンス(かき氷)とは

ピンス(bingsoo)は、韓国語で「かき氷」のこと。氷の上にさまざまなトッピングをのせて食べるスイーツです。とにかく、見た目もカラフルで、量も多い!

パッピンス」という言葉は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「パッ」は韓国語で「小豆(あずき)」を意味し、つまりは「小豆のかき氷」のことをいいます。

マンゴーピンスのイメージ画像
マンゴーピンスのイメージ画像

現在は、マンゴー、イチゴ、メロン、キウイ、バナナ、アップルマンゴーなどのフルーツピンスやきな粉餅にチョコ、抹茶、コーヒー味からヨーグルト、シリアル、アイスクリーム、ケーキがのせられているものまで、本当にバリエーションが豊富です。

専門店やオシャレカフェ、ファストフード店、屋台、あらゆる場所で販売されています。

■韓国流の食べ方

フルーツピンスのイメージ画像
フルーツピンスのイメージ画像

最近は1人前のものもあるようですが、韓国では1皿のピンスを2人以上でかき混ぜながら食べるのが基本です。そのため、韓国で提供されるピンスは、とてもボリューミー。これが日本のかき氷との最も大きな違いかもしれません。

■ピンスの変わり種メニュー

ピンスのちょっと変わったメニューを紹介します。それが“とうもろこしピンス(オクススピンス)”!

とうもろこしピンスの全体像/konwell(画像提供:miraさん/miraトラベログ→mira-travelogue.com/)
とうもろこしピンスの全体像/konwell(画像提供:miraさん/miraトラベログ→mira-travelogue.com/)

シンプルではありますが、盛り付けが大胆でSNS映えします。

しかし、私としては、ピンス自体は20年以上前から映えていたという印象を持ちます。いろいろなものが鮮やかにのっているイメージですね。大人数でぐちゃぐちゃにかき混ぜながら食べるスタイルは、私が感じた食文化的な違いのひとつです。いい意味でのカルチャーショックでした。

日本でもピンスが食べられるお店は多いので、いまや「メジャーな韓国スイーツ」といえるでしょう。

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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