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夏休み突入!子どもの勉強を習慣化するコツ

ピッグママチャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー

こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのピッグママです。

今年ももう半分が過ぎてしまいました。7月になり、本格的に暑くなってきましたよね。外に出るのも億劫だという人も多いのでは。

7月といえば、夏休みが始まりますね!夏休みの宿題を計画的に進める子、最後に慌てて終わらせる子、あなたはどちらのタイプだったでしょうか。また、お子さんはどうでしょうか。

そこで今回は、夏休みを機にお子さんの勉強を習慣化させたい。その際どういったアプローチが必要なのかご紹介します。勉強以外にも、新しいことを習慣化させたい場合でも役立つ情報かもしれませんよ!

勉強は習慣化が大事!

photo: pivabay
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まず勉強を始める前に、スケジュールを決めましょう。習慣化するためには、やりたいことをルーティンとして組み込めるかどうかが成功のカギです。

提出日から逆算してあとどれくらいの期間があるのか、そのためには1日どれくらい勉強をする必要があるのかを最初に考えます。

時間は意識して作らないと、確保することが難しいものです。

学校での生活と同じように、時間割を組むこともオススメです。

学校があるときと同じ時間帯に起き、同じように過ごすことで、夏休み中でも生活のリズムを崩すことなく過ごすことができます。

例えば、1時間目は国語、2時間目は算数、3時間目は読書感想文、4時間目は自由研究などと具体的に決めたほうが習慣化しやすいでしょう。

もちろん、日によって順番を変えても良いですし、しっかり1時間やる必要もありません。早く終わってしまえば、その分早く切り上げても構いません。

一番重要なのは、お子さん自身に時間割を考えさせること。限られた時間の中で、どういった順序や方法でタスクをこなしていけばよいかを考える。失敗して間に合わなくても、それはそれでいい経験になります。夏休みの宿題は、スケジュール管理を子どもがするいい機会です。

挫折しない目標設定を

photo: pixabay
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習慣化するためには、挫折せずにいかに継続できるかが重要になっていきます。

継続するためには、あらかじめ無理のない目標設定をすると良いでしょう。

1日何時間と決めて勉強するのもいいですが、集中力がそんなに続かないなんてこともあるかと思います。

そういったときは、ワークを1日1ページなどと区切りのいい設定にし、ハードルを下げることが継続のコツです。

そういったゴール設定だと『1つ終わった』という達成感があるので、継続しやすくなります。

雨が降っていて、ジムに行くのが億劫になったことはありませんか。ジムに行くためには、ウェアやシューズ、飲み物の準備も必要ですね。自宅で寝る前にストレッチと軽い筋トレという目標設定だったら、手軽にできるので継続もしやすいでしょう。継続には、無理のない目標の設定が欠かせません。

目標が決まったら、宣言する

photo: pixaby
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目標が決まったら、周囲に宣言することは1つのいいアイデアです。目標を紙に書いて見えるところに貼ったり、自分だけのノートに書いてみたりするのもいい方法です。

宣言してしまったからには、後にはひけないというプレッシャーを自分を律するために上手く使うのも1つの手で

運動や勉強も習慣づけたかったら、周りを巻き込んで一緒にやるのもいいかもしれません。

ライバルがいたら、負けないように頑張ろうと思えるでしょうし、仲間を見つけて教え合うというのもいい方法です。人に教えるためには、まず自分が理解していないと教えることはできないですから。

夏休み中に家族全員で早起きをしてラジオ体操をしたり、語学の勉強をしたりと家族みんなで新しいことにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

ここでも重要なのは、子ども自身が主体となってやることです。子どもが「テストでいい点を取ったら、あのおもちゃを買ってほしい。」と言ったら、約束どおりに言われた点数を取ったら買ってあげましょう。親が「この点を取ったら、買ってあげる。」と条件をつけて努力させると、子どもは達成できなかったら認めてもらえないと感じてしまいます。達成できなかったとしても、その過程の努力を認めてあげることが重要です。

定期的に見直す

photo:pixabay
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人間とは忘れっぽい生きものです。学んだことも簡単に忘れてしまいます。

学んだことを定期的に振り返ることで、自分がどこまで理解できているかを知ることができます。また振り返りをすることで、なぜそこでつまずいてしまったのか、失敗の要因も探ることができます。ただ振り返って、できなかった理由を探すのではなく、できなかった要因を考えることが重要です。

スケジュールに無理があったのか、モチベーションの維持ができなかったのかなど、必ずうまくいかなかった理由があるはずです。その理由を知った上で、改善策を出すことに意味があります。

ここでもう一度思い出してほしいのが、頑張らないということ。無理のない目標設定をする、いかにラクにやれる方法を探せるかどうかが継続できるコツだからです。

では、勉強を楽しんでやるためには、どうしたらよいでしょうか。

自分の機嫌を上手くとる

photo:pixabay
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モチベーションを維持するためには、楽しみがないと難しいですよね。

寝る前に少しだけ見ようと思っていたものの、気がついたらスマホでSNSや動画を何時間も閲覧していたという経験はないでしょうか。それは見ていて「楽しい」「好き」という感情が働いているため、時間を忘れ没頭してしまうのです。

勉強もゲーム感覚でやってみてはどうでしょうか。ここまでできたら『レベル10』などと数値化することで、地道にコツコツ続けやすくなるかもしれません。目標を数字で可視化するというのは、1つの指標になります。

自分の機嫌を取る方法として、ご褒美を用意するのも効果的です。ご褒美のためなら、頑張れるという人も多いのではないでしょうか。「頑張れば、ほしいものが手に入る」と考えたら、モチベーションも維持しすいですよね。

さいごに

勉強を習慣化するための5つのコツ

  1. 習慣化できるようにルーティンを組む
  2. 継続しやすい目標設定をする
  3. 宣言する(周りを巻き込む・目標を掲げる)
  4. 定期的に見直す(振り返りと改善策を出す)
  5. 自分の機嫌を上手くとる

大人が日々生活する上で無意識にやっていることと同じように、子どもにも自分で考えさせる機会を与えることが親ができる最良のアプローチだと思います。

勉強以外にも新しいことを始めるには、習慣化ができるかどうかがカギになります。まずは、新しいことを始めよう!というその勇気を褒めてみましょう。

勉強のやりかたにも、現在はさまざまなツールがあります。例えば、アプリでゲーム感覚で進められるもの。動画でわかりやすく解説してくれる人も多数いらっしゃいます。

塾やオンラインスクールなどでは仲間と切磋琢磨できたり、先生に不明な点を質問できたりとサポート体制がしっかりしているところだと安心して学べますよね。

お子さんにあった方法で、楽しく無理なく勉強を続けられるといいですね!

チャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー

一児の母として、コーチングや心理学を子育てに応用する方法などを発信しています。年間180本ほど見る映画ファン。

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