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【子どもに動画を見せるのをやめさせたい】簡単だけど大切な3つのこと

ピッグママチャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー
Photo:pixabay

家事をしている間や、外出先で子どもが退屈そうなときなど、動画サイトを利用することは、生活の一部といっていいほど身近なものではないでしょうか。動画を見ている間は集中してくれるため、便利である一方、視力や姿勢などへの影響が気になりますよね。そこで今回は、動画とのほどよい付き合いかたを考えてみましょう。

1. 動画を見る際のルールを決める

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まず最初に、動画を見る際のルールを決めましょう。1回30分などと見る時間を決めたら、お互いにそのルールを守ることが大切です。家事をしていると、時間はあっという間に過ぎてしまいますよね。子どもも集中すると、時計を確認するのを忘れがちです。

キッチンタイマーなどを用意し、動画を見る際は「この音が鳴ったら終わり」とお互いが認知できる方法で楽しみましょう。お子さんから「もっと時間を延ばしてほしい」と言われたら、「長時間同じ姿勢で見ると首が痛くなったり、視力が悪くなるから」と具体的に説明しましょう。

動画サイトは次から次へと、関連した動画などが流れてくるため、時間を忘れそのまま見てしまう傾向があります。お子さんの好きなDVDをいくつか用意し、「どれにする?」と自分で選ばせ、「1枚見たら終わりね」などと終わらせやすい工夫をすることも大切です。

2. 動画以外に集中できることを見つける

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どんな子どもにも、その子なりの興味関心があります。観察するのが好きな子、創るのが好きな子、表現するのが好きな子、体を動かすのが好きな子、空想にふけるのが好きな子など、子どもによって千差万別です。

子どもが、自分で遊びに取り組めるような環境作りが大切です。お子さんが自分で出したり、片付けができるような高さの棚におもちゃは置き、自由に遊べるスペースを用意しましょう。

外出する際も、自分の機嫌を自分で取れるよう、お絵かきや塗り絵、コンパクトなボードゲームなど、自分の好きなものを自分で持たせましょう。そうすることで、今お子さんが何に興味関心があるかもわかります。

また、自分の持ち物は自分で持つという意識も芽生えます。「動画は最終的な手段として使う」という私たちの感覚も大切です。一緒に風景を楽しむ、しりとりやなぞなぞをしてみるなど、子どもに考える時間を持たせてみてはいかがでしょうか。

3. 子どもが1人で勝手に見ないよう工夫する

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本当は見せたくないけれど、子どもが1人でテレビやタブレットを起動し、動画などを見ているというケースも少なくないと思います。夫にお留守番を頼んだら、ほぼ1日動画を見せていたなんてこともあるかもしれません。こういった場合には、家族で動画への認識やルールを共有し、すり合わせる必要があるでしょう。

子どもが1人で見ることがないよう、テレビのリモコンやタブレットを操作する際は様子を見守る。思わぬ課金やサブスクへの加入を避けるため、あらかじめ設定を確認しておくとよいでしょう。

パスワードやメールアドレスなどの個人情報は、お子さんにも知られないよう徹底することが大切です。課金した際はどうするのか、あらかじめルールを決めておいてもよいかもしれません。

さいごに

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ペーパーレス化が進み、授業や宿題の提出をタブレットで行う学校が一般的となってきています。タブレットを使った学習は、便利な一方で、お子さんが勉強のどこでつまづいているか把握しづらいという悩みも出てくるかもしれません。

幼少期から、親子でタブレットとの正しい付き合いかたを考えてみましょう。ただ動画を見せるのではなく、家庭学習の定着につながるよう、アプリでの知育などを取り入れてみてはいかがでしょうか。

チャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー

一児の母として、コーチングや心理学を子育てに応用する方法などを発信しています。年間180本ほど見る映画ファン。

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