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【大阪・十三】今日スタートのアートフェスでレトロなグルメ巡り

西倫世ライター(大阪市)

こんにちは、十三在住のアラフィフライターです。

大阪の下町・十三で行われる年に一度のビッグイベント「十三アートフェス」が今日スタート。11/26(日)まで、十三界隈の約50スポットで、公募で集まったアート作品が展示されます。

今年のテーマは【レトロ】。アート展示のほか、このアートフェス限定のレトロなフードメニューもいたるところで提供されるとのことで、レトログルメ巡りをしてきました!

まずは本部がある第七藝術劇場へ

十三アートフェスの本部は、阪急十三駅西口から徒歩4分。サンポードシティ6階にある「第七藝術劇場」のエントランス付近・ナナゲイ前。

十三アートフェスに参加しているお店の情報がひとつになったパンフレットのほか、どこでどんな展示をしているのか、わかりやすく紹介されています。

ほか、今年のテーマである【レトロ】にちなんだ合同展も開催。ノスタルジックな写真やイラストがずらりと展示されていました。

ナナゲイ前には、使わなくなった映画館の椅子がベンチ代わりに置かれているのですが、今はさらに木のベンチが!これはかつての淀川区役所にあった大きなクスノキを切り出してつくっているそうです。いたるところに淀川区のエッセンスが散りばめられています。

レトロプレート@カフェユッテ

まず訪れたのは、阪急京都線に乗っている人は電車の車内から見たことがあるはず!線路沿いにある、真っ黄色な建物が印象的な「カフェ ユッテ」。「十三アートフェス」のサブ本部でもあり、こちらにもパンフレットが一式揃っています。

レトロプレート700円
レトロプレート700円

アートフェス限定メニューは、バゲットが主役やけど生協の卵とオニオンスープも負けない!レトロプレート。ご近所のベーカリー「ベッケライミカ」のバケットにサラダ、目玉焼き、オニオンスープのセットです。

このバケットはドイツとフランスのパンの製法をミックスしたオリジナルレシピのバケット。4種類の粉をブレンドしてるとあって、とても風味がよかったです。どんな粉かはわかりませんが、きっと麦か全粒粉が入っていそうな香ばしさもありつつ、なじみあるバケットでもありつつ、皮がパリパリ、中はさっくり♪

オニオンスープは、この大きめココット1杯に玉ねぎ1個を使っている、玉ねぎの甘みが凝縮されたスープ。玉ねぎに良質なギリシャ産オリーブオイルと天日塩のみを加えてコトコト1時間以上煮込んだだけというシンプル製法なのに、びっくりするくらい甘くてコク深いのでぜひ食べてみてください。

店内アートは、出展タイトル「あふれる流れる」、作家はLaccaさん。色彩が素敵な植物、動物、野菜などの絵が店内だけでなくお手洗いにも!

店の入口には、飛び出しトンム (ノンラー ver.)、作家はソン・ジュンナンさん。飛び出し坊やがチマチョゴリを着ている姿が新鮮です。

ナポリタン@AMPELOS

「カフェユッテ」から十三駅に向かう道筋にある、十三東本通商店街、通称・つばめ通り。この通り沿いにあるのが生パスタがおいしいワイン食堂「AMPELOS」。

昔なつかしのナポリタン1500円(ドリンク付き)
昔なつかしのナポリタン1500円(ドリンク付き)

アートフェス限定メニューは、昔なつかしのナポリタン。赤ウインナーやピーマンと一緒に炒めたナポリタンは、確かに喫茶店にありそうな雰囲気ですが、麺は生パスタ、ケチャップは自家製、玉ねぎとカボチャのグリルは最後に後のせ、というなんともハイクオリティー。ケチャップのはクローブなどのスパイスも入っているそうで、もうこれはレストランの味です。

アート作品は、菅谷知子さんによる、BOXアートの世界。スクエアな木のフレームの中に、美しい世界が広がっていました。

レトロプリン@スペインバル Tiburon

ランチの後、デザートを食べに、十三駅西エリアにあるスペインバル「Tiburon」へ。

レトロプリン530円
レトロプリン530円

こちらでいただいたのはレトロなプリン!ぶるるんと揺れる固めテクスチャーなプリンに、甘さ控えめなカラメルがたっぷり。トッピングは、かなりやわらかテクスチャーなホイップクリーム。

プリンがぶるぶる、カラメルがサラサラ、クリームがふわっふわというバランスのプリンは、けっこう新鮮。長らくレトロプリンブームが続いていますが、プリン好きの方、ぜひスペインバルが手作りするスペイン風固焼きプリンをご賞味あれ。

2階のギャラリーでは合同出展「レトロ展」を開催。

レトロをテーマにした、数人の作家による写真アートのほか、コバヤシユキさんが墨と刺繍糸で描いた作品も展示されています。

グルメ以外も!氷の彫刻@野口商店

かき氷が超有名&人気の野口商店の前を通ると、氷を削って「マジンガーZ」を作っていました。制作者は氷彫刻家の蛭沼富夫さん。テレビでもときどき見る方!1994年、ノルウェー・リレハンメルオリンピックにも出場した作家さんが、なんともラフにライブ彫刻をしていました。

完成のちょい手前のマジンガーZ
完成のちょい手前のマジンガーZ

今日はしばらく展示していますが、たぶん明日には溶けているはず。でも11/25(土)にも彫刻パフォーマンスがあるようなので、気になる方は野口商店のInstagramをチェック!

十三物語@小竹医院掲示板

野口商店から十三駅に向かう途中、小竹医院の前を通りがかかると、道路沿いにある掲示板にレトロなお写真が展示されていました。みたらし5という作家さんが「十三物語」と題し、十三のあれこれを物語風に紹介しているそうです。おばあさまの写真が素敵でした。

Be Happy!@ロッソペッシェネロ

前述の「ティブロン」のお隣にある、カフェ「ロッソ ペッシェネロ」。1階にある居酒屋「酒菜家ペッシェ・ロッソ」の姉妹店です。

2階の「ロッソ ペッシェネロ」には、オカジマ・ヨシコさんによる「明るく楽しく元気になるような作品」が展示されています。カラフルな色彩とアンニュイフェイスの動物は、本当に見ているだけでハッピー♪

イベント限定メニューはないので、通常メニュー米粉のシフォンケーキをいただきました。季節限定のカボチャのシフォンケーキはほんのりスパイスの風味が効いていました。ホットレモネードもレモンの風味とはちみつの甘さ絶妙でおいしかったです。

募金箱もチェック!

この「十三アートフェス」を運営しているのはNPO法人「淀川アートネット」。本部である第七藝術劇場と、サブ本部の「カフェユッテ」に活動運営費の募金箱があるので、十三にちょっとでも思い入れのある方、ぜひご検討くださいね。

アート好きだけでなく、レトロなグルメ好き、お散歩好き、いろんな方が気軽に参加できる、下町・十三らしいアートフェス。

私は十三に住みはじめて3年ちょい、毎年参加しています。ちょっとした刺激だったり、明日への活力だったり、プラスになる経験ができるなーと感じているので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

※十三アートフェスの期間は11/18(土)~26(日)ですが、店舗ごとにアートの展示期間やイベントの開催日時は異なるので詳細は「十三アートフェス」をチェックしてからお出かけください※

ライター(大阪市)

大阪在住のフリーランスのライター。コーヒーと甘いものが好きなので、カフェを中心に、気になるお店の情報を発信します。

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