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「歯がズレて拷問死」北朝鮮で倒れた米大学生家族の“反撃” #専門家のまとめ

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト
死亡後、大きく歪んでいたワームビアさんの歯列(VOA)

北朝鮮に長期拘束された後、昏睡状態で解放され、その直後に死亡した米バージニア大学生、オットー・ワームビアさん(当時22歳)の両親が北朝鮮に賠償を求めていた訴訟で、米ワシントンDCの連邦地方裁判所は2018年12月24日、北朝鮮に対し5億0100万ドル(約552億円)の支払いを命じた。その後、ワームビアさんの両親は米国の管轄下で凍結された北朝鮮関連の資金を回収することで、責任追及を続けている。

▼米ワシントンDC連邦地裁は、北朝鮮が「ペンチ」や「電気ショック」による拷問を加えていたとする意見を採用した。

▼米国の「オットー・ワームビア北朝鮮核関連制裁・執行法」では、北朝鮮に直接関連した資金だけでなく、第3者の資金に対しても所有権を主張できる

デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。

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