【仙台市宮城野区】素晴らしき哉「朝ラー」文化。鶴巻の人気ラーメン店で朝からアッサリラーメンに舌鼓レポ
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
「朝(あさ)ラー」。福島県喜多方市や静岡県志太地区などに根付いている、朝からラーメンを食べる風習が元となっているようですが(所説あります)、宮城県内・仙台市内でも「朝ラー」の文字を見かけることが多くなりました。浸透してきていますねぇ、朝ラー。
ワタクシの故郷である山形県では、お客様へのおもてなしとしてお蕎麦屋さんの中華そば(ラーメン)を出前で注文する風習、言うなれば出前ラーメン「出前ラー」がありますが、お酒を飲んだ後のシメのラーメン「シメラー」同様、私たちの生活の特定部分にピンポイントで入り込み、確固たる地位を築いてしまうラーメン。いやはや、本当にまごうことなき国民食ですな、ラーメンは。
ということで、今回ご紹介するのは人気ラーメン店の「朝ラー」。寝起き直後でも美味しくズルズルいただけてしまった美味しい朝ラーです。
その朝ラーのあるお店とは、以前こちらの記事でも新店として通常メニューの実食レポートをお届けした「麺屋 霜月(しもつき)」さん。産業道路沿いにある「仙台コロナワールド」さんの近くにあるお店です。
<参考過去記事リンク:【仙台市宮城野区】新店実食リポート! モッチリ麺とアッサリスープ。「朝ラー」も楽しめるお店でした>
はい、こちらの看板に大きく営業時間が書かれていますねぇ。営業は早朝6:30から(2024年10月14日現在)。6:30の脇には太陽印で大きく「朝」と書いてあります。以前お邪魔した時に「今度は朝ラーを食べにくるぞ!」と一人決意していたこともあり、2024年10月14日(月・祝)の朝7:30頃再訪問いたしました。
入店してみて驚いたのは、朝7:30だというのに大勢のお客さんで賑わっていること。朝ラーの浸透っぷりに驚くワタクシ、いそいそとオーダーするために入口付近の食券機をのぞき込みます。
食券機の右下を見てみると、ありましたよ! 朝ラーのボタン。10:00まで注文可能。サイズは小・中・大、麺は太麺と細麺から選べるようになっています。
ちなみに店内の掲示を見ると、スープも醤油か塩を選ぶことができるようになっており、さらに朝からガッツリいけちゃうワンパクさんに向けた、背脂と具材たっぷりの「特朝ラー」もあるとのこと。
バリエーション豊富な朝ラー。アッサリいきたい日もあれば、朝からガッツリいける日もある。その日の気分や体調によって色々と選ぶことができるのはありがたいですねぇ。
ということで、軽くウンウンと悩みながら食券をポチっとしまして、スタッフさんに促されてテーブル席に着席。混み合う店内と卓上調味料を眺めながら、着丼を待ちます。
待つことしばし、着丼いたしました! 私が注文したのは「朝ラー」の小サイズ・太麺・醤油です。いつもワタクシの記事を読んでいただいている皆様ならばお気づきかもしれませんが、ワタクシにしては控えめなチョイス。
というのも、この日は思いっきり起き抜け状態。準備万端、コンディションもバッチリであれば絶対に「特朝ラー」、もしくは大サイズをいただくところなのですが、この後のことも考えて小サイズを選んでみました。くぅぅ…、いつか食べるぞ「特朝ラー」。とにもかくにも、霜月さんの「朝ラー」いただきましょう!
まずはスープを一口ゴクリ。おぉ…。煮干し出汁のアッサリとした美味しいスープ。喉から胃へとその美味しさがジンワリと広がっていくようです。スープ表面の油膜がスープを熱々に保ってくれているので、体も温まってきますねぇ。
画像からは油膜部分がコッテリ系に見えますが、そんなことは全然ナッシング。美味しいお味噌汁を飲んでホッコリしているかのような、アッサリ朝食系の美味しさです。旨い。思わずスープをゴクゴク飲んでしまう寝起きオジサン。
そして麺。何となく「朝ラー」というと喜多方ラーメンのイメージがあったので、喜多方ラーメンを思わせる太麺をチョイスしてみましたが、こちらもモチモチで美味しい。新店オープンレポートの時にもその美味しさをお伝えしましたが、やはり噛み応え・食べ応え十分の美味しい麺です。
ズルズルとすすると、美味しいアッサリスープで胃袋さんが目を覚ましてくれたこともあり、「あ、中サイズ…。いや、大サイズいけたかもしれないな…。」とちょっと後悔。
合間に煮卵とトロリとしたチャーシューもいただきつつ。スープごくごく、麺をズルズル。
嗚呼、もう麺がなくりそう…(未練がましい)。最後に卓上調味料の「メン醤油」でちょっとだけ濃い目の味に味変しつつラストスパートです。
ということで、小サイズだし、アッサリ煮干し出汁系スープだから、スープ完飲しちゃっていいよね的な勢いで一気に完食。大満足&大満腹のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。「朝ラー」という文化を存分に満喫できた「麺屋 霜月」さんのご紹介でした。「朝ラー」、個人的にちょっとクセになってしまったかもしれません。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●麺屋 霜月●
〒983-0024 宮城県仙台市宮城野区鶴巻2丁目3−29 CITY鶴巻ビル1階