そのモノが、良いとか、悪いとか。それはもういいかなって。伝えたいのは、ぼくにとって、なんなのか。いわゆる "レビュー記事" とは違った、ぼくの道具にかける想いをただただ自分勝手に語る「モノ語り」。どうぞお付き合いください。

今日は、スマートフォンの背面につけるリングについて。ちょっと奇跡的な出会いがあったので、そのお話しを。

iPhoneの背面につける、落下防止用のリング。いままで多種多様なものを使ってきたけど、そのなかでもダントツでかわいくて気に入っているものがある。

それが、100円均一のセリアで売っていた黒猫モチーフのスマホリングだ。

たしかに、ぼくが猫好きというのも、大きな理由のひとつだ。とくに「黒猫」は大好きだから、このスマホリングに惚れた理由にもなっている。

けれど、なによりも——このスマホリングに惹かれた何よりも大きな理由は、うちの愛猫にそっくりだからだ。

そっくりだ。似すぎている。どこか遠くのマンションから実は覗かれていて、こっそり似顔絵を取られたと言われても、ぼくはすんなり受け入れてしまいそうだ。

なにせ我が家の黒猫「さんぼ」は世界で一番かわいいのだから、製品化したくなる開発者の気持ちも理解できる。

それにしてもよくできている。一般的な黒猫のイメージである「線が細く、シャープで、スマート」なフォルムは採用されず、さんぼの特長である「ちょっと太めで、短いしっぽ」がよく再現されている。

目つきの悪さもうまい。

ただし機能性はそこそこ。耐久性に難があり、リング部分はすぐにガタガタになって、スタンドとして自立することができなくなった。くわえて、リングについている「耳」が鋭利で、事あるごとに手に刺さってチクチクと痛い。

しかし、かわいいので許せる。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございます。

黒猫モチーフのプロダクトは世の中に数あるが、こんなに太くて、短いしっぽのモチーフは、いままで見たことがない。なかなか珍しいモチーフなので、開発に至った経緯が本気で気になるところである。