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~4/27東京 表参道で『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』開催

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

ビームスのプロジェクト『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』の展覧会が、表参道の『GYRE GALLERY』で4/27まで開催されています。

『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』は、ファッションを通して新たな価値を生み出し、未来に繋いでいくというコンセプトのプロジェクト
『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』は、ファッションを通して新たな価値を生み出し、未来に繋いでいくというコンセプトのプロジェクト

会場に展示されているのは、日本の伝統産業をベースにした3つのブランド。そのひとつ、〈CATHRI(カスリ)〉は 重要無形文化財久留米絣を取り入れたリラクシングウェアを提案するブランド。肩の力を抜いて重要無形文化財を纏うって 素敵ですね。

リラックスしたフォルムでありながら、とてもエレガントですね。単なる和モダンという世界とは一線を画する洗練されたウエアに魅かれました
リラックスしたフォルムでありながら、とてもエレガントですね。単なる和モダンという世界とは一線を画する洗練されたウエアに魅かれました

会場の壁に書かれているのは、クリエイティブ・ディレクター/小説家の高崎 卓馬さんによる「ときをこえて〜 Calling」と題した詩的な物語。奥深い言霊が胸に刺さりました。内田也哉子さんが物語を朗読する映像も非常に印象的。

詩とドレスとトルソーが織りなす演劇を眺めているような空間
詩とドレスとトルソーが織りなす演劇を眺めているような空間

2つ目のブランドは、日本一の成牛革の産地・兵庫のタンナー(革鞣し職人)によって生み出されたレザーを用いたアイテムを展開している〈HYOGO LEATHER(ひょうごレザー)〉

ひょうごレザーのシューズやバッグは、原皮から生産した皮を兵庫県内でなめし、廃棄物処理を適正管理する工場で作られた上質なレザーだけが用いられているそう。

3つめのブランドは、佐賀県 肥前を代表する5つの陶磁器「有田焼」「伊万里焼」「唐津焼」「嬉野吉田焼」「武雄焼」を宝石に見立てたジュエリーコレクション〈HIZEN jewelry(ヒゼン ジュエリー)〉。有田焼のネックレスとか、伊万里焼のイヤリングとか、味わい深い焼き物は 器だけじゃなく、アクセサリーとしても愛でたいですよね。

展示をしめくくる言葉。

うーん…深いですね。自分探しの極北にある宇宙というか。うっかり泣きそうになりましたよ
うーん…深いですね。自分探しの極北にある宇宙というか。うっかり泣きそうになりましたよ

展示商品が欲しい…という方のために、会場の一角には3ブランドの商品を実際に手に取って購入できるスペースも。

〈CATHRI〉のウエアは、どれもデザインの細部がとても凝っていてびっくり。それでいて老若男女問わずに着れそうな懐の深さがあります
〈CATHRI〉のウエアは、どれもデザインの細部がとても凝っていてびっくり。それでいて老若男女問わずに着れそうな懐の深さがあります

素敵だなあと思ったのが、ひょうごレザーのエコバッグ型の革バッグ。PCや雑誌もすっぽり入るサイズ感なのに、軽くてしなやかでエレガント。しかも中に取り外しできる同じレザーのポーチも! こちらはオンラインでも購入できるようです。

HYOGO LEATHER / Leather Bag & Pouch(37,400円税込)
HYOGO LEATHER / Leather Bag & Pouch(37,400円税込)

日本の伝統技術のポテンシャルを拡げる新発想のプロダクトを提案する『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』。コロナ禍で消費マインドや ものづくりの価値が大きく変わりつつある中で、この展覧会は とても意義深いものだなと感じます。4/27までなので、お見逃しなく。

*****
Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING
開催期間:2022年3月9日(水)〜4月27日(水)
     ※11 : 00 - 20 : 00
会場:東京都渋谷区神宮前5丁目10−1
   GYRE GALLERY / GYRE 3F
   TEL:03-3498-6990
観覧料:入場無料  即売及び一部カスタムオーダー実施

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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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