こんにちは、十三在住のアラフィフライターです。

たぶん多くの人が高校生の頃、よく食べていたクレープ。たま～に食べたくなりませんか？ 大人になったからには、バナナとチョコスプレーみたいなクレープではなく、ちょっとおいしいバターのやつが食べたい。

最近はクレープとガレットの両方を出しているお店も増えました。ガレット、私は好きですが、まだ食べたことがない人、なじみがない人、そば粉特有の香りが苦手な人もいるのではないでしょうか。

今回はそんなみなさんにぜひ食べてみて欲しい、昭和町にオープンしたガレット＆クレープの専門店「10e. DIXIÉME(ジューイー/ディズィエム）」を紹介します。

場所は大阪メトロ御堂筋線・昭和町駅から徒歩7分、「こんなところに飲食店があるの？」と、ドキドキする住宅街にあります。

店主は京都の御所南にある人気店「ヌフ クレープリー」の立ち上げ店長だった桐山加奈子さん。独立し、2022年10月にこちらのお店をオープンしたそうです。

コンパクトな店内には、テーブル席が20席ほど。ドライフラワーなどが品よく飾られた、シャビーシックな内装です。

メニューはガレットが8種、すべでドリンク付き。+550円でクレープがセットにでき、クレープは5種ありました。

私は「鴨肉のローストと柿のサラダガレット（2000円）」

「クレープ　エシレバター＆シュガー（+550円+トッピングのシナモン+33円）」

「ジンジャーカモミール（+110円）」をオーダー。

待っている間、ほかの席にガレットやらクレープが運ばれると「おいしそ～」という感嘆の声が聞こえてきて、期待は高まるばかり。

まず出してもらえたのはハーブティーのジンジャーカモミール。運ばれてきた瞬間、いい香り。

セットドリンクはコーヒー、紅茶、ソフトドリンク、ハーブティー、アルコール（オーガニックシードル、ビール小瓶、グラスワイン）など計約20種。

ハーブティーはセット価格に＋110円やったけど、寒い日で体を芯から温めたかったのでハーブティーにしました。カモミールのほんのり甘くて優しい香り、ちょっぴり舌を刺激するジンジャーがおいしかったです。

お待ちかね、鴨肉のローストと柿のサラダガレットは、なんとも美しい盛り付け、そして具沢山！

レタス、水菜、ベビーリーフ、プチトマト、レッドオニオンと生野菜がたっぷり。ラディッシュを散らしているのも素敵。

鴨肉はやわらかくバルサミコソース＆ブルーベリーソースとの相性抜群。そこに旬のまったり甘い柿。ぶどうもいました。鴨肉にサラダ、甘酸っぱいにフルーツが絶妙に調和しています。真ん中にマッシュポテトが潜んでいるので、お野菜中心でも食べ応えがありました。

何より驚いたのはガレット生地のおいしさ。焼きたてなのであたたかくてサクサク、香ばしい香りがしっかり立っていて、こんな豪勢な具材がたっぷりなのに生地が一番おいしいなんて感動です。オプションで生地だけのおかわりをさせて欲しい。

クレープも食べたいからガレットはあっさりしたサラダ系にしましたが、余裕であと1枚食べれそうでした。

ガレットを食べて間もなく、エシレ＆バターのクレープが到着。運ばれてきたと同時に漂うバターの香りにうっとり。お皿もあたたかく、焼きたてなのが伝わってきます。

このエシレ＆バターのクレープは+33円でシナモンかレモンをトッピングできたので、私はまたまた冷え対策でシナモンをトッピング。

クレープはしっとりやわらかく、もっちり感がありました。添えられたタイムもいい香り。ガレットと同じく、生地がおいしくて、どうやって作っているのか気になりました。

ちなみにオープン直後の9：30～10:45まではモーニングメニューがあります。

ガレットはコンプレ1100円（自家製ロースハム、卵、チーズ）、MLTA1250円（ベーコンorソーセージ、自家製合挽肉ミートソース、レタス、トマト、アボカド、目玉焼き）の2種で、それぞれドリンク付き。コンプレは+110円でトマト、アボカド、ジャガイモ、きのこ、オクラ、黒オリーブ、ジェノベーゼソースがトッピングできます。

モーニングのクレープはドリンクがセットで900円～。クレープは6種あり、ランチではオーダーできないベーコン目玉焼きクレープというお惣菜系のクレープがありました。

年末の気忙しいタイミングで伺いましたが、昭和町が下町だからか、お店に流れる時間はなんだかゆったり。自分は無駄に焦っていたなと感じるひととき。

「おいしいものを食べて幸せな気持ちに浸る」、そんなシンプルな欲望が満たせるお店でした。