今回は浅草のうどん屋さん「手打ちうどん 家康 浅草店」を紹介いたします。
　所在地は仲見世西側のオレンジ通りに面しており、浅草公会堂からすぐ近く。特に存在感が光るのは、太さとコシが抜群なうどんの麺そのもの。さらに鶏・豚・牛の3種の肉を使用したつけ汁を一口味わえば、そのコクと味わい深さに驚くこと間違いなしです。

◆うどん屋さんらしいシンプル＋ナチュラルな外観と内装

　お店の外観は落ち着いたグリーンカラー。白いのれんと木の看板が質実剛健な印象を与えてくれます。

　うどんメニューのうち一部分は店外に写真が貼られています。これを見て良さそうなものを選んでも良いでしょう。

　店内は手前から奥へ細長い構造。手前には2人掛けのテーブル席が2つ、奥には最大で10人掛けの長いテーブル席があります。外光はあまり入らず、静かで落ち着いた雰囲気です。

◆うどん自体が太めで噛みごたえ◎、つけ汁との相性もグッド

　メニューは1,500円前後の品が多く、最高価格のものは2,000円以上にもなります。観光地・浅草らしく、ちょっと強気の価格設定ですが、それだけに期待も高まります。

　また、壁面に「家康つけ汁うどん（1,520円）」なる文字が。今回はこちらの方が気になったので注文しました。

　うどんが運ばれてくると、その見た目にもドッシリした気配に驚かされます。

　麺はかなり太めで、しっかりとした噛みごたえがあり、小麦の風味がしっかりと感じられます。

　つけ汁は鶏・豚・牛の三種の肉と野菜が煮込まれており、肉のダシがしっかりと効いています。濃いめながらもクドくない、元気が出るような味わいです。さらに、肉自体も固すぎず、ホロホロ崩れたりもせず、プリプリで非常に美味しいのです。

　最初は麺そのままで汁につけて味わい、途中からトッピングのネギ、温泉卵、揚げ玉をしっかりと混ぜ込むと、途中で味変ができて二度美味しいのでオススメ。玉子のトロミやコク、ネギや揚げ玉の食感が程よくマッチしています。

　総じて、「手打ちうどん 家康 浅草店」は価格以上の価値をしっかりと感じられるお店です。浅草寺の観光や、浅草公会堂で公演を観た後などに、人混みから離れてサッと入るのにも丁度よいでしょう。