緑が美しい季節になると、無性にハイキングをしたくなります。猪高緑地や相生山緑地といった主要な緑地のうち、「牧野ヶ池（まきのがいけ）緑地」についてはあまり歩けていなかったので、先日行ってきました。

一言で言えば「本当にここは名古屋!?」。初夏らしい生命力溢れる緑や、名古屋離れした里山の原風景を楽しむことができたので、簡単にご紹介したいと思います。

「牧野ヶ池緑地」が位置しているのは、植田ICのすぐ北。名二環（名古屋第二環状自動車道）に並走する環状2号線沿いに位置しています。無料駐車場があり、市街地からアクセス良好なのが良いですね。

その名の通り、牧野ヶ池を中心とする緑地なのですが、ハイキングにオススメなのは、池から外れた南西部のエリア。竹の小径が整備されており、1周30分ほどの気持ちの良い散策を楽しむことができます。

グラウンドの横から入るとすぐ竹林です。まだ完全な緑になっていないですが、清々しい風に揺られている竹の音が印象的でした。

アップダウンに富み、一面が竹と緑に覆われる空間は、まさに山間部の風景そのもの。自分が名古屋にいることを一瞬忘れて、ハイキングに没頭しました。

どこを見渡しても本当に緑が綺麗な季節。心洗われる時間を過ごすことができます。

足元に目をやれば、可愛らしいシャガの花。竹林の小径の周辺にたくさん自生していました。野草をはじめとしてカラフルな里山の風景が広がっています。

竹林を抜けると、公園内を歩く遊歩道へ。広場ではフリスビーをして遊んだり、ピクニックをしていたりと、活気があるのが良いですね。

そしてそんなワンシーンを撮影すると、都会の中にあるとは思えない、のどかな風景を写真に収めることができました。

一面に広がる緑と、対をなす青空。どこか雄大さも感じられる風景を、名古屋で見られるのは珍しいのではないでしょうか。

光の当たり方でも緑は趣を変えていきますね。ポツポツと花を咲かせる野草の姿も印象的でした。

ということで、かなりシンプルな緑地ハイキングを楽しむことができました。まだ気温が上がりすぎないこの季節は、山歩きにもってこいのシーズンです。ぜひ気持ちの良い竹林や緑の中を歩いてみてください！