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【京都府長岡京市】週末だけのミニマルシェが人気! 商店街内に住む人たちのオアシスは地域の見守り役も。

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 京都阪急長岡天神駅からセブン商店街を北へ徒歩6分、交流拠点のSpace7とその周辺の店舗の3-5minやミントハウス、GOOD DAYS HOUSE、oinaicoffee、&filica、Naobell.flowerなど有志店舗が共同で地域を盛り上げたいと毎月第4土曜日にSaturday MARKETを始めています。2022年8月27日(土)に覗いてみました。

 その内、常設店舗で露店を出しているお店の一つ、凸凹(DECOBOCO)宙のミニマルシェを覗いてみると、店頭には、テーブルにあふれんばかりの品々が並んでいます。朝採れ野菜に焼き立てパン、おかしにくだもの。リサイクル品や手芸材料、ハンドメイド商品といったものまで。

 運営するクラフト宙の加藤淳代さんに伺うと、毎週週末の金曜日と土曜日だけ、地元の人たちや小さなお店が商品を持ち寄り、自由に販売できるブースを提供しているのだそう。「個人や店に代わって販売したり、気に入った商品の追加や売れ筋情報の提供などの取次をするアンテナショップの役割もある」と言います。

 「ここに来たらいるもんなんでもあるし」という人も。加藤さんによると「ちょこっとの作家さんも含めると多すぎて人数は分からない」と言うほどです。コロナ禍で手作りマスクなどはいまだに売れ筋だそう。

 何よりも、店舗前に露店を出しだした2022年4月から、凸凹宙さんが店を開けると、どんどん人が寄って来て井戸端会議となるのだとか。この日も、ひっきりなしに近所のお年寄りやお店の人たち、お母さん方が子ども連れで訪れていました。今では見かけることが少なくなった光景です。地域コミュニティーの役割を果たしているようです。

 長岡京市社会福祉協議会の認知症キャラバンメイトサポーターにも関わっている加藤さん。地域の高齢者の見守りにも心掛けているそうです。凸凹宙は、まさに地域のオアシスとなってきました。

 週末は寄り道してみてくださいね!

凸凹(DECOBOCO)宙 長岡京市長岡1丁目14-6 070-1825-4580

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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