「イモですが何か？」という名、眼鏡さん2人のイラスト。もしや、あのコンビのファンかと想定していましたが予想はハズレ。東井絵里帆（あずまいえりほ）さんが昨年10月にイモのキッチンカーを始めるにあたって、直感で名付け、イモっぽさを出したイラストにしたそうです。

発端は炭火で焼いた自家製サツマイモ

キッチンカー営業にいたったのは、姫路市内にある約100坪の自家農園でイモを栽培し、家族でバーベキューをしたことから。炭火で焼いたサツマイモの味が良く、決意しました。東井さんは思いたったら、すぐ行動に移すタイプ。
播磨地域を中心に、週末と祝日にイベントへ出店しています。

カーの塗装と内装は自身で。爽やかなボディーの青は「好きな色だし、スイーツ系店舗の流行カラーだし」とのこと。

扉を閉めたときのPR感、すごいでしょ。イラストも自身で。東井さんはデザインの仕事にも携わっているのです。
容器のシールやTシャツもオリジナル。Tシャツは販売したら、人気が出そう。

サツマイモとジャガイモの蒸かしメニュー

メニューのラインアップはサツマイモとジャガイモに分かれます。時期により、自家製か農家から仕入れたものを使用し、サツマイモはシルクスイート、ジャガイモはキタアカリ。
キャラクターはサツマイモとジャガイモだったのか。

左がサツマイモの「シルクちゃん」、とくれば右はジャガイモの「キタくん」と思うでしょ。違いました。「ライトくん」。ひねりがありました。

サツマイモメニューからは「バニラ芋アイス」を。

サツマイモの上に、ごま塩をかけたバニラアイスとサブレ。イモとアイスで2種の異なる甘さの充実感、冷たさから温かさに移行するタイミングに幸福感が。
取材時は蒸かしたイモでしたが、3月からは炭火で焼く予定。

ジャガイモメニューからは「じゃがバター」を。
バターをのせて、バーナーで少しあぶり、こしょうをかけて。

しっかりとした甘さ。バターとの相性は言わずもがな。
この後、試食した「ガーリックバターチーズ」（480円）は香ばしくて、ワインが恋しくなりました。2月26日の姫路のイベント出店に限っては、白ワインも販売！

ホクホクのイモでほんわかした気持ちに。イモと向き合う時間って大切ですね。