第１６回　西荻茶散歩（ニシオギチャサンポー）

平成２１年（２００９年）年の１１月、西荻窪・北銀座通り沿いのショップやギャラリーなど４店舗が協力して始まったのが『西荻茶散歩』。

元々は、”西荻をもっと知ってもらいたい”、”西荻を好きになってもらいたい”と、もてなしのお茶を出す小さなイベントだったのだが、回を重ねるごとに参加店舗も増え、多い年には１００店舗近くが参加する、西荻窪エリアの恒例イベントにもなっている。

コロナ禍による２０２０年６月の開催延期から始まり、第１３回より第１５回までは、「お茶」の提供を行わない形で『西荻散歩』として開催してきたのだが、今回、４年ぶりに「お茶」を振る舞える本来の『西荻茶散歩（ニシオギチャサンポー）』として復活することとなった。



参加店のうち４２店舗の「チャサンポー店」では無料の「お茶」を提供、１８店舗の「チャサンポー飲食＆サービス店」では、期間限定メニューやプレゼントなど、それぞれの店で独自の特典が用意されている。参加店の店頭には、目印の「やかんマーク」が掲げられるので、まずは「やかんマーク」のある参加店でマップを入手しよう。

「やかんマーク」を探しつつ西荻の街を巡り回るのもよし、気になるイベントを見つけて訪れるのもよし。「お茶」で心と身体をほっこりさせながら、のんびりと秋の西荻散歩を楽しんでほしい。

JR西荻窪駅を囲むように参加店が点在している。緑のやかんが「チャサンポー店」、赤のやかんが「チャサンポー飲食・サービス店」だ。

マップのダウンロードはこちら。

西荻窪は個人経営の個性的な店舗が多いだけに、『西荻茶散歩』を通じて新しい店との出合いも期待できそうだ。

店舗情報のダウンロードはこちら。

酔街草の気になるイベントの一つが、「konocafe（コノカフェ）」（MAP-01）で開催予定の『ウクライナからの家族の便り〜カメラマン・糸沢たかし氏のウクライナ写真展と座談会』だ。

糸沢氏は、ウクライナ人と結婚後、ウクライナに暮らしていたのだが、数年前のウクライナ東部紛争の際に家族でウクライナを脱出し、１年間の日本滞在を経て、現在、ポーランドに移住して活動を続けているカメラマンである。

今回の写真展では、ウクライナでの幸せだった日々が、無惨に失われてしまう前の写真も多く展示され、１８日（土）の１８時３０分からは、糸沢氏のスライド写真を交えた座談会＆懇親会が予定されている。

座談会は、糸沢氏自身が体験した家族の逃避行がテーマで、ポーランドや現地での支援状況についても、最新の情報を報告してもらえるという。また、懇親会には東京へ避難中のウクライナ人女性も合流の予定で、ウクライナ料理も用意されるそうだ。