【佐賀市】“幸先詣”ご存じですか?市内の神社でも認知、人混み避けて一足早い新年のお詣りを。
いよいよ今年も残すところ数日。年末ならではの雰囲気を味わいつつ、気になるのはインフルエンザの大流行…。人混みは避けたい、けれどきちんとお詣りはしたい…!という方、「幸先詣(さいさきもうで)」はいかがでしょうか?
筆者は三社参りのうち一社は、取り急ぎ幸先詣というかたちで佐賀市大和町にある「與止日女(よどひめ)神社」に行ってきました!幸先詣とは年内に前倒しして新年のお詣りをするもので、「幸先よく新年を迎えられるように」との意味で名づけられました。これは2020年秋、コロナの流行が深刻化したことを踏まえ、混雑回避、ソーシャルディスタンスの確保を目的に福岡県神社庁役員会が提案したものだそうで、次第に全国へと広がりました。
春には、目の前の川上峡にかかる鯉のぼりたちを一面見渡せる神社。12月初めに寄った際、「幸先詣」の旗が並んでいるのを見て、「年末近くに改めてまた来よう」と考えていました。もちろん案内の有無にかかわらず、どの神社でもOK。佐嘉神社でも2021年を迎える年から呼び掛けています。今年はインフルエンザが大流行中ということで、感染を防ぐ1つの対策として、時期を分散させた参拝はいかがでしょうか。
與止日女神社では、すでに「謹賀新年」の看板が掲げられていました。旗は「初詣」に切り替わり年始の準備が進んでいましたが、やはり12月下旬の平日ということもあり、参拝客はまばら。
31日から2日にかけてのイベントの案内がありました。年始はもともと、ぜんざいが振舞われていたそうですが、それもコロナ禍を経てかたちを変え、現在はお菓子やお茶の振舞いとなっています。これもまた嬉しい♪
昨年、訪れたのは元旦。列が鳥居あたりまで伸び、大勢の参拝客でにぎわっていました。冷たく澄んだ空気の中の賑わいも、また良い雰囲気ですよね。年明けは川上公民館近くなど臨時駐車場も開放されますが、車の混雑にもご注意です。
今年もあと数日。新年を迎える準備を
神殿で参拝して、左手にある御神札授与所へ。新年の縁起物もこちらで一足早く受け取ることができます。神社の方にお話を聞いたところ、今年も幸先詣で早めに訪れる方が少しずつ増えているんだそう。「イベントなどはどうしても年明けになりますが、都合や感染状況もありますし、それぞれのタイミングで神様にご挨拶できるのが1番です」とのこと。昔からの風習を伝承しつつも縛られすぎず、個々の参拝方法が尊重されているのを感じます。「今年も1年ありがとうございました」と感謝を伝えるのは、年末というタイミングもベストな気がします♪
「来年の分のおみくじをひこう!」と、こちらも。子どもたちはとても良い結果で一安心。筆者は…年明けにまた新たな気持ちでひいてみようかな!と、ここは都合良く解釈させてもらいます。
幸先詣としてご紹介しましたが、前述のとおり、もちろんタイミングは人それぞれ。今日が仕事納めという方も多いと思うので、選択肢の1つとして参考にしていただけたらと思います♪今から本格的に新年を迎える準備を始める方も多いのでは。連休とはいえ、何かと忙しい年の瀬。外の空気を吸いに散歩がてら訪れてみるのも良いと思います♪