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【京都府長岡京市】しょこたま京都ぶらり旅 明智光秀最後の砦、細川ガラシャ輿入れの城を散策!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 長岡京市は、中世には、織田信長に翻弄されながらも国衆としてこの地を守り抜いた神足氏、中小路氏などの活躍があったり、細川藤孝・忠興親子、ガラシャ、明智光秀にもゆかりの歴史ロマンあふれる土地柄です。2022年8月10日、その観光名所の一つ、勝竜寺城公園を案内した「しょこたま京都ぶらり旅」のYouTube動画が公開されました。

 しょこたまとは、FM大阪や京都リビングエフエム845などのパーソナリティーとしても活躍しているタレントの玉井祐衣さんと佐々木翔子さんのことです。長岡京市では、これまでセブン商店会の取り組みとそのお店を紹介してきました。

しょこたま京都ぶらり旅YouTube動画より
しょこたま京都ぶらり旅YouTube動画より

 勝龍寺城は、乙訓地域の結束拠点となっていた神足城をとりこんで、信長の命を受けてこの地の領主となった細川藤孝が城郭を築いたと言われます。山崎の戦いに敗れた光秀が最後の夜を過ごした場所でもあります。天正六年(1578年)、世は戦国時代、織田信長によって畿内がほぼ制圧され、明智光秀らは播磨・丹波攻略に奔走していました。そのさなか、信長の媒酌により、光秀の娘・玉(のちの細川ガラシャ)は勝龍寺城主・細川忠興のもとに嫁ぎます。

 戦国フリークのたまちゃんが、洗礼を受け、キリシタンとなった細川ガラシャについて解説をしながら庭園を散策し、細川忠興とガラシャの夫婦像前にやってきたしょこたまちゃん。「ガラシャが手に持つ百合の花は聖母マリアのシンボル」だと聞いて食い入るように見つめていました。

しょこたま京都ぶらり旅YouTube動画より
しょこたま京都ぶらり旅YouTube動画より

 続いて案内してくれたのは、明智光秀が脱出したと伝わる勝龍寺城の北門。当時の石垣や門の礎石が今も遺ります。

 天下分け目の天王山が一望できる小丘にも上りました。この場所は「古今和歌集」の解釈を一子相伝の秘伝として伝える「古今伝授」が大河ドラマ「麒麟がくる」にも登場した三条西実澄から細川藤孝に行われた場所でもあります。二人は絶景をみながら「ねえねえ見てみて、すごいよ」とテンションが上がりっぱなしの様子でした。 

 2022年11月5日から「長岡京ガラシャ祭」が3年ぶりに開催されます。最終日の11月13日には時代衣裳を着て「玉」の輿入れを再現する行列や各種団体や市民による町衆祝い行列など総勢約1,000人が長岡第六小学校から勝竜寺城公園までの約3kmを練り歩きます。しょこたまちゃんの呼びかけにもあるようにぜひ、勝竜寺城公園にお越しください!

勝龍寺KAMICOさん提供
勝龍寺KAMICOさん提供

勝竜寺城公園 (外部リンク) 京都府長岡京市勝竜寺13−1 075-952-1146

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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