足利市の山火事、恵みの雨まであと3日、どれくらい降る?
2日(火)は恵みの雨も、春の嵐には警戒を
足利市(栃木県)の山火事は発生7日目のきょうも延焼が続いているようです。
きょうで乾燥注意報の継続日数も12日目となっていますが、そのカラカラ状態の足利市でも週明けの2日(火)には雨が予想されており、ようやく恵みの雨となりそうです。
ただ普通の雨ではなく、全国的には春の嵐となるおそれがあります。
最新の計算をみると、あさって3月1日(月)には朝鮮半島付近に低気圧が進み、発達しながら東寄りに進む予想です。
この低気圧は2日(火)は一段と発達しながら日本海から北日本へ進む予想となっており、発達の仕方次第ではいわゆる爆弾低気圧となる可能性があります。
この低気圧や前線に伴う雨の他に、南海上からは東へ抜けた高気圧の湿った空気に伴う雨雲が本州付近へ這い上がってくる予想で、これらの影響で2日(火)は広くまとまった雨となり、風も強まるため、短時間強雨や強風、高波などに注意、警戒が必要となるでしょう。
足利市にとっては間違いなく恵みの雨となりそうですが、大雨や強風などに伴う気象災害には気をつけなければなりません。
足利市はどれくらい降る?
では足利市ではどれくらいの雨が降るでしょうか?
今現在、計算されている最新のコンピュータの予想では、1日(月)15時~2日(火)15時までの24時間雨量はおおむね20ミリ前後となっており、比較的まとまった雨となる予想です。このあと2日(火)の夜にかけても雨は続きますので、総雨量はもう少し増えると見込まれています。
ただ南海上からの雨雲があまり北上せずに、日本海の低気圧から伸びる寒冷前線の雨雲だけとなると、この半分程度で終わってしまう可能性もありますが、それでも恵みの雨となることは間違いないでしょう。
最大降水量は50ミリ前後の予想も
気象条件が多く降る方に傾いた場合の予想とも言える最大降水量も計算されており、この場合、足利市周辺ではオレンジ色の30ミリ~50ミリ程度のかなりまとまった雨となる計算となっています。
これらの予想は上述したとおり、低気圧や前線の発達具合、その進路、また南海上からの雨雲の這い上がり方などにもよるため、まだかなりの予想幅がある状態です。
雨による災害が起こらない程度に恵みの雨を期待したいところです。