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王者復活?サムスンが3連勝で5年半ぶりの単独首位キープ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
1歳の誕生日のピレラ(元広島)の娘と母親による始球式(写真:サムスンライオンズ)

2日の韓国KBOリーグは、全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

サムスンライオンズ-LGツインズ(テグ)は4-4で迎えた8回裏、1死一、二塁で6番イ・ウォンソク選手がレフトオーバーの二塁打。2者が還って6-4と勝ち越しに成功しました。

サムスンは9回表、4番手で登板のオ・スンファン投手がLG打線を3人で締めてゲームセット。オ・スンファン投手は通算500試合目の登板で今季7セーブ目を挙げています。

現在首位のサムスンはLGとの3連戦に3連勝。2位のKTも勝利し4連勝で、2位とのゲーム差は0.5のままです。

サムスンの先発デービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)は6回3失点。勝ち負けはついていません。ここまでの成績は6試合に登板しリーグトップタイの4勝(1敗)です。

ピレラファミリーと先発のブキャナン(写真:サムスンライオンズ)
ピレラファミリーと先発のブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

◆「新球場で迎える初めての首位」

2011年から4年続けて韓国シリーズを制覇。15年も2位と9ゲーム差をつけて公式戦1位と、長らく王者として君臨していたサムスンですが、本拠地球場がテグサムスンライオンズパークとなった16年からは9、9、6、8、8位と低迷しています。しかし今季は現在1位。球場が新しくなって6年目、初めて首位に立っています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

9回表、レフトのキム・ジェファン選手に代わり、ライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。3日は試合がありません。また4日は五輪代表候補選手のワクチン接種翌日のため、全5試合の中止が決定しています。

(関連記事:高卒ドラ1遊撃手が初V打/五輪候補選手ワクチン接種のため来週4日は中止に

◇5月2日(日)の結果 

・トゥサン 8 - 5 SSG(チャムシル)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:キム ジョンビン

・KT 9 - 2 KIA(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:イム ギヨン

・サムスン 6 - 4 LG(テグ)

 勝:ウ ギュミン

 敗:キム デユ

・ロッテ 4 - 5 ハンファ(プサン)

 勝:キム ミンウ

 敗:ク スンミン

・NC 5 - 0 キウム(チャンウォン)

 勝:パク チョンス

 敗:ヨキッシュ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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