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雪エリア拡大で太平洋側や西日本各地でも雪に…Uターンの移動に注意を:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
3日9時の予想天気図(気象庁HPより)。次第に冬型の気圧配置が強まる。

3日は次第に冬型の気圧配置が強まり、寒気が南下して、夜にかけて西日本でも雪になるところが出てきそうです。
4日にかけて大雪となるところも出てくる見通しで、Uターンの移動が始まるタイミングでもありますが、車の運転や交通機関への影響など注意が必要です。気象予報士が解説します。

夜は中国・四国も雪、関東沿岸も雪が混じるか

3日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
3日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

3日は朝の段階では北陸から北の日本海側を中心に雪ですが、次第に雪の範囲が広がります。北陸は雪が強まるところがある予想です。

晴れ間の出る地域でも前日と比べ日中の気温が3度前後低いところが多く、寒さが厳しくなるでしょう。

3日夜の天気分布予報(気象庁HPより)。
3日夜の天気分布予報(気象庁HPより)。

夜にかけては東北南部の太平洋側や、関東北部~長野にかけて、さらには中国・四国地方でも雪のところが出てきそうです。
四国の雪は山沿いが中心ですが、高知県内は一部平地でも降る可能性があります。

また、関東の沿岸で雨のところがあり、上図の予想では夜に降る見込みですが、朝から降るところも。さらに気温や湿度などの条件によっては、雪が混じるかもしれません。

仕事始めの週は雨と気温降下に注意を

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

今回の寒気が5日(日)頃にゆるんだあと、6日(月)頃~8日(水)頃にかけては日本付近を複数の低気圧が通過し、太平洋側も日本海側も含め広い範囲で雨が降りそうです。

そして低気圧通過後は今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、9日(木)の最低気温は東京・名古屋で1度、大阪・福岡で2度、札幌ではマイナス8度と予想されています。

来週は多くの方が仕事始めの週になると思いますが、天気と気温の変化に注意が必要な1週間となりそうです。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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