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【おすすめ冷凍炒飯比較】本格炒め炒飯VSあおり炒め焼豚炒飯VSザ・チャーハン食べ比べ

相場一花グルメライター

そっくりな冷凍チャーハンを比較します。

冷凍炒飯はとっても便利ですよね。筆者もよくお世話になっています。冷凍とは思えないほどクオリティが高く、ロングセラー商品が多いのが特徴的。

各メーカーしのぎを削り数多くの冷凍炒飯を販売していますが、味の違いはあるのでしょうか。単品で食べる限りは、どれも似たり寄ったりな気がしますが。

本記事ではニチレイ・マルハニチロ・味の素が販売している冷凍炒飯3種類を食べ比べてみました。

本格炒め炒飯vsあおり炒め焼豚炒飯vsザ・チャーハンについて

今回は下記冷凍炒飯3種類の冷凍炒飯を比較しています。

・ニチレイ「本格炒め炒飯」
・マルハニチロ「あおり炒め焼豚炒飯」
・味の素「ザ・チャーハン」

どれもチャーシューがしっかり入ったがっつり系の炒飯です。

公式サイトによると、ニチレイ「本格炒め炒飯」は20年連続売上No1を記録し、世界で一番売れている炒飯としてギネス記録に登録されています。

マルハニチロ「あおり炒め焼豚炒飯」は、マルハニチロ冷凍食品売上No1を記録している商品。中華料理名店監修の炒飯としても有名な冷凍食品でもあります。

小栗旬さんのCMでも話題になった、味の素の「ザ・チャーハン」は女性が選ぶ冷凍チャーハンで利用率No1を獲得しています。自家製の炙り焼豚を使用しているのが特徴です。

本格炒め炒飯vsあおり炒め焼豚炒飯vsザ・チャーハン:パッケージチェック

まずはニチレイ「本格炒め炒飯」を見ていきましょう。世界で一番売れている冷凍炒飯が強調されているパッケージ。

100gあたり213kcal。食塩相当量1.0g。炭水化物が30.5gです。1袋450g。500W電子レンジで1/2袋は4分20秒。1袋全部は8分30秒温めると完成します。

次にマルハニチロ あおり炒め焼豚炒飯。金華ハムエキスをイメージしてか、金色主体のパッケージ。赤坂璃宮 譚オーナーシェフ監修の炒飯です。

100gあたり204kcal。食塩相当量1.4g。炭水化物は28.4gです。カロリーと炭水化物は本格炒め炒飯とほとんど変わりませんが、食塩相当量はやや高め。1袋450g入っています。

500W電子レンジで1/2袋は4分。1袋全部は7分40秒温めると完成します。温め時間も少々異なるようです。

最後に味の素 ザ・チャーハンのパッケージを見てみます。焦がしニンニクのマー油と葱油が特徴の炒飯ですが、筆者購入現在(2022年2月)はあぶり焼豚の増量がウリになっているパッケージ。

パッケージ表記が300gだったので、100gあたりで計算してみました。100gあたり179kcal。食塩相当量1.35g。炭水化物は29.6g。パッケージの見た目は一番こってりしてそうに見えましたが、カロリーは3品の中で一番低いです。1袋600g入っています。

500W電子レンジで1/2袋は6分。1/2ずつ調理することを推奨していて、1袋全部を電子レンジ調理することはおすすめしていないようです。1袋を温める場合は500Wで6分調理後、全体をかき混ぜて5分温めます。

ちなみに、3品ともにフライパン調理OKですが、特筆すべき点もないため割愛します。

本格炒め炒飯vsあおり炒め焼豚炒飯vsザ・チャーハン:味の食べ比べ

電子レンジ調理で3品を作りました。なお、今回は半分のみ調理しています。

ニチレイ 本格炒め炒飯の味について

本格炒め炒飯は、黄金色。焼き豚が大きいのが特徴的ですね。

ふわふわの卵が良い味を出してて、しっとりとした食感。生姜の香りが強く、醤油の香りも生姜の後続きます。味のベースは鶏ガラ。街の中華料理屋さんの炒飯を思い出すような、ほのかに懐かしい味がする炒飯でした。

焼豚は醬油ベースの味がしっかりしていて、炒飯と比較すると濃いめです。脂身の柔らかさより、食べ応えを重視したような焼豚なので薄味の炒飯との相性は抜群でした。

マルハニチロ あおり炒め焼豚炒飯の味について

食べる前からコショウの香りがする、あおり炒めの焼き豚炒飯。こちらは卵よりごはんが目立ちます。

一口食べるとコショウの香りがして、ご飯によい塩梅で油が絡み、食べやすい食感はレンゲを動かす手が止まらなくなります。味のベースはオイスターソースなどの中華調味料。高級中華料理屋の炒飯みたいな味わいは冷凍炒飯とは思えないクオリティでした。

焼豚はとっても柔らかくて食べやすい。甘みが効いた焼豚は、うまく炒飯に溶け込んているように感じました。

味の素 ザ・チャーハンの味について

ザ・チャーハンは、ごはんがつややかで、見た目からしてこってりしていそうですね。増量したのだという焼豚が目立ちます。

ごはんは柔らかめです。脂っこく感じる舌触りで、とんこつ風味の味が脂っこい印象を作っているような気がします。まるでとんこつラーメンを食べているような炒飯なので、ガッツリ系を好む人にはたまらないでしょう。

焼豚はラーメン店で出てきそう。こってりしてます。ザ・チャーハンは、全体的にラーメン屋で食べる炒飯のような印象を受けました。

冷凍炒飯は非常に個性が豊か

今回3品を食べ比べましたが、どの炒飯も個性が豊かなので、消費者にとっては自分好みの炒飯を選べるのがいいですよね。

そして向いている方向性は異なりますが、どの冷凍炒飯もおいしいのが凄いところ。各メーカーの努力に頭が下がる思いです。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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