お湯はドバドバと溢れる100%源泉かけ流し!今なら露天風呂からの紅葉も見頃の「はやぶさ温泉」
旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。
湯量豊富なことで知られている「はやぶさ温泉」。今の時期は露天風呂から山々の紅葉が目を楽しませ、贅沢な時間を過ごすことができます。おいしい食事を楽しみながら、日帰り湯治で心身ともにリフレッシュしませんか?
都心から車で約2時間。国道140号線沿いにある「はやぶさ温泉」
山梨県山梨市にある「はやぶさ温泉」。中央自動車道の勝沼ICから約25分、周囲にあまり建物もないのどかな場所にあります。公共交通機関を利用する場合は、JR中央線の塩山駅、もしくは山梨市駅からタクシーで10分ほどです。
開業したのは平成5年(1993年)の5月。もともと建設業を営んでいましたが、地元の人のために何かできないかとボーリングしてみたところ、およそ1000メートルの地下から良質の温泉が湧出。「はやぶさ温泉」をオープンさせたそうです。
朝早くから地元の人で賑わっている日帰り温泉ですが、特に宣伝などしていないにもかかわらず泉質の良さがクチコミで評判となり、遠方からのお客さんも多く訪れるようになりました。
アクセスがあまり良いとは言えない場所ですが、駐車場には多くの県外ナンバーの車が止まっていました。筆者もそのひとりですが…
利用時間でかわる入浴料金
料金は3段階に分かれています。
1日利用(入浴・大広間ご休憩) 10:00~16:00
大人 1,800円、小人 1,100円
4時間までの利用(入浴・大広間ご休憩)10:00~21:00
大人 1,300円、小人 800円
2時間までの利用(一浴)10:00~21:00
大人 700円、小人 500円
※大人は中学生以上、小人は3歳から小学生、3歳未満は無料です。
「はやぶさ温泉」利用の流れ
館内に入ったら受付で料金を払います。バスタオルとフェイスタオルがセットになったレンタルタオルは210円。リンスインシャンプーとボディソープは浴室内に完備されているので、突然思い立っても、手ぶらで来ることができます。
脱衣所内に鍵付きのロッカーはないので、貴重品は受付前のロッカーに預けてから行きましょう。
通路右手には大広間。2時間以上利用する人は、こちらも利用できます。
家族や友達とこじんまりと過ごしたいという場合は、2階にある有料の個室(4,000円~)がオススメ。「はやぶさ温泉」のお湯はぬるめなので、気づけば長風呂になってしまいます。個室を利用するとそれぞれ自分のペースで温泉が楽しめますよ。
温泉までの通路には、はやぶさ温泉の説明もあります。
脱衣所ではそれぞれ籠に洋服を入れて温泉を利用します。無料のドライヤーがあるのは助かりますね。
毎分500リットル湧出する源泉をかけ流しで!
それでは温泉を紹介しましょう。
入ってすぐに目を引くのが、大きな浴槽からドバドバと溢れてくる温泉。奥にある鯉の口から温泉が噴き出しています。
大量の温泉が浴室の床を流れて行く様子はすごい迫力!寝ころんだら天然の寝湯になりそう!他の人の迷惑になるのでやりませんが、言いたいことは伝わりましたでしょうか?
実際の動画はこちら。
なんと奥にはジェットバスもあります。贅沢〜。
42度の源泉をそのままかけ流しにしているので、ちょうど良いお湯かげんです。
泉質はアルカリ性単純温泉(含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉系)。アルカリ性単純温泉なのに硫黄を含んでいるので、かすかにゆで卵のような硫黄の匂いがします。口に含むと少し苦みのある硫黄の香りが口の中に広がり、後にはかすかに塩味が舌に残ります。
PH9.95と高アルカリ性の温泉なので、肌ざわりはやわらかくトゥルンとしています。
露天風呂も源泉かけ流しですが、外なので若干温度が低くなっています。これが夏場はぬる湯で沼るんです。入ったら出られなくなります。
ふと体を見ると体中に小さな泡が!温泉の鮮度がいい証拠です。白い湯の花もたくさん舞っています。
今の時期(11月後半)は山の紅葉もきれいで、視界からも癒されます。
ただ、ぬる湯のためこれからの季節はあまり長時間入っていられなくなるのですが、肌寒いと感じたら内湯でしっかり温まって、全身火照ってきたら、また露天でクールダウンして…と、やはり抜けられない沼湯となりそうです。
カランから出るお湯もシャワーも、すべて源泉かけ流し。体を洗った後も温泉の匂いは消えません。ずっと温泉気分に浸っていられます。
グルメも見逃せない!
大広間では食事や飲物をいただけます。テーブルの上にメニューがあるので、決まったら受付で注文しお金を払います。その時にテーブル番号を伝えなければいけないので、番号をしっかりチェックしてから行きましょう。お茶はセルフサービスです。
食事メニューは、とっても豊富。蕎麦やうどん、ラーメンといった軽食メニューから、定食、丼、一品まで。山梨名物も多く、胃袋はひとつなので選ぶのは至難の業。
自家製こんにゃくや山梨名物のもつ煮、スープや麺にもこだわったラーメンなど、スマホでクチコミを調べれば調べるほど決められなくなります。
悩んだ末に選んだのは「うな丼セット」。小ぶりのうな丼と蕎麦かうどんのセットです。蕎麦とうどんは温か冷も選べるので、温かい蕎麦でお願いしました。
お料理には、はやぶさ温泉の源泉水「りょう泉はやぶさ」を使用。新仔(しんこ)うなぎにタレを4度漬け焼きしているのだとか。臭みもなくやわらかい鰻でした。セットのうな丼はご飯少なめ。
でも、お蕎麦があるので十分お腹いっぱいになります。
ふろふき大根が中までやわらかくて、かかっている自家製柚子味噌がまた絶品でした。
リンゴはサービスでいただきました。
大広間からはちょうど富士山も見え、パワーチャージできた気がします。
お土産も要チェック
フルーツ王国山梨、しかもこの地域は果物が多くとれることで有名です。受付の前にはたくさんの農作物が販売されていました。どれも驚くほど安い!
温泉に来たお客さんが、温泉に入る前にまずここで果物や野菜を物色していました。その気持ちわかる。目の前でお買い得品の葡萄がどんどん買われてなくなっていきました。
こちらの食事でも使われていた「りょう泉はやぶさ」も、ペットボトルで販売されていました。こちらは硫黄の匂いはしないそうですよ。
温泉の効能と雄大な自然が共存する「はやぶさ温泉」は、訪れる人に癒しと安らぎを与えます。ぜひ、忙しい日常を忘れ、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
はやぶさ温泉
住所 山梨県山梨市牧丘町隼818-1
電話番号 0553-35-2611
営業時間 10:00~21:00
定休日 火曜日 年末年始のお休みあり
公式ホームページ はやぶさ温泉(外部リンク)
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