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東京駅近くの「ハレの日ランチ」に焼鳥丼!創業100年を越える老舗でうまみ溢れる一杯を味わう

今回冒険するのは、東京都中央区の「伊勢廣 京橋本店」。創業100年を越える、言わずと知れた東京焼鳥の始祖。京橋本店を訪れるのはかれこれ10年ぶりだ。

趣きのある外観。ランチは即満席に。

東京駅から徒歩5分ほど。4年ほど前に旧店舗の真向かいに移転してからは初訪問。パッと見、現代的なビルではあるけれど、雅な匂いはちゃんと残っている。

さて、待ちに待ったランチだ。土曜の昼間となれば1階から3階までびっしりと満席になる。さすがは創業100年を越える老舗。焼鳥屋のランチというと丼ものが定番だけど、「伊勢廣」は丼だけでなく焼鳥をおかずとした定食もある。さらに夜と同様にフルコースだってある。それもランチだからとお得な価格で味わえるわけだ。

【伊勢廣ランチ】

焼鳥3本丼……1800円

焼鳥4本丼……2300円

焼鳥5本丼……2800円

焼鳥5本定食……2800円

焼鳥6本定食……3300円

焼鳥7本定食……3800円

焼鳥8本定食……4300円

焼鳥9本定食……4800円

お得なコース(9本)……6000円

※2024年11月現在

定食もコースもいいけれど、まずは丼で

焼鳥4本丼
焼鳥4本丼

焼鳥4本丼
焼鳥4本丼

焼鳥定食もコースも魅力的ではあるけれど、やっぱり「伊勢廣」のランチといえば焼鳥丼だ。大ぶりな焼鳥が米の上にぎゅうぎゅうと敷き詰められて、思わず食欲が掻き立てられる。この凝縮したようなインパクトは、丼ならではだよなぁ。

頼んだ焼鳥4本丼は「ささみ」「だんご」「もも肉」「皮身」。5本丼になると「レバー」も付くのだけど、個人的にはこの4本丼がベストバランス!

香の物
香の物

鶏スープ
鶏スープ

ささみ、だんご、もも肉、皮身の4本

ささみ
ささみ

ふっくらと焼き上げられたささみ。最近の焼鳥屋だとレア目に仕上げる店もあるけれど、こうしてごはんと合わせて食べるなら、しっかり火入れをしたほうが好相性。もちろん、パサついているわけではなく、ささみのやわらかさが生きた、しっとり感。4本のうち、最初に手をつけるのはやっぱり、ささみだな。

だんご
だんご

そして、だんご! 伊勢廣のネタといえば、やっぱりだんご。つなぎを使わず、肉のチカラだけで結着させて塩でシンプルに焼き上げたこの肉塊が抜群にうまいんだ。麻の実を加えているのも特徴的で、噛めばプチプチとしたアクセントも心地いい。極端な話、だんご4本丼があるなら、食べてみたいくらいだ。

もも肉
もも肉

定番のもも肉は、ねぎとししとうを挟んで。こっくりとしたたれにくぐらせて、いっそう風味豊かに仕上げている。焼鳥丼はもも肉があってこそ。これも伊勢廣が紡いできた東京焼鳥の魅力を感じられるネタだ。

皮身
皮身

4本目は皮身。名前どおり、皮と肉を合わせて打ったネタなのだけど、ここでいう「身」はもも肉でもむね肉でもない。「せせり」だ。甘みのある皮と、プリッとしたせせり。もう、合わないわけがないじゃないか。

まずは、それぞれのネタを1貫ずつ味わって。2貫目からは好みで七味を振ってもいい。塩みが欲しければ塩だってある。周りを見てもみんな、思い思いに味わっている。

いやぁ、最高。京橋本店の味を久しぶりに満喫だ。ただ、京橋本店は土曜はランチをやっているものの、日曜は定休日。近くの帝劇店にいたっては土曜も日曜も休みだ。

……でもそこは安心。日曜に「伊勢廣」を味わいたいなら、四谷・麹町のホテルニューオータニ店がおすすめだ。そこでは丼ではなくお重なのだけど、それも趣きがあっていいんだよなぁ。

▼冒険のおさらい

①「伊勢廣」は創業100年超の老舗

②京橋本店は土曜にランチ営業

③肉のうまみを楽しめる丼がおすすめ

店舗情報
【店名】伊勢廣 京橋本店
【最寄り駅】東京駅
【住所】東京都中央区京橋1-4-9
【予約】03-3281-5864
【定休日】日曜、祝日
【串のアラカルト】なし
【コース(セット)】ランチは1800円~

毎週、焼鳥三昧! 焼鳥を斜めに逆さ撮りする〝ヤキトリスト撮り〟は元祖にして名刺代わり! 「焼鳥は串柄、人柄」をテーマに、大衆的で気兼ねない町焼鳥から、鶏にこだわり1本1本に心血を注ぐ専門店まで焼鳥まみれの日々を送っています。焼鳥好きの方、フォローよろしくお願いします!

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