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【ママさん必見】HSPが子育てと仕事を両立するために大切なこと【4つのポイント】

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医のしょうです。私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

仕事と子育てを両立するのはとても難しいことですよね。

HSPさんは「繊細な気質」を持っているので、仕事や子育てから受ける刺激でストレスを溜めてしまいがちです。

頑張りすぎて体調を崩してしまったり、イライラしてしまっては元も子もないですよね。

どちらか一つに集中できればいいのですが、経済的に働かなければいけないというご家庭もあるかと思います。

今回は、そんなHSPさんが上手に子育てと仕事を両立するために大切なポイントを紹介します!

HSPさんが子育てと仕事に追われる原因は?

家事も仕事も完璧を求めてしまう

HSPさんは家事も仕事も細かいところに目が行きやすく、良くも悪くも完璧を求めすぎてしまいます。

キッチンの汚れが溜まっていると気になってしまったり、一つの箇所の掃除をするのにも手を抜くことはありません。

「手を抜こう」と思っても汚れが目に入るたびにイライラしてしまうので、ついつい全力を出してしまうのです。

「◯◯すべき」という考え方に囚われすぎるため、予定が崩れたり思い通りにいかなかった時に自分を責めてしまいます。

時には自分だけではなく、夫や子供に感情をぶつけてしまう恐れもあります。

マルチタスクに慌ててしまう

HSPさんは一つのことに集中してこつこつ取り組むことは得意ですが、複数のタスクをこなすことが実は苦手。

一つの作業が終わっていない状態で、新しいことに手をつけると頭の中がパニックになってしまいます。

同時進行したとしてもどちらかが疎かになってしまい、ストレスを溜めてしまう原因になります。

子育てや家事、仕事と両立すること自体、HSPさんにとってはとても大変なことなのです。

気持ちの切り替えが上手くいかない

HSPさんはいろんな出来事から刺激を受けて共感しようとするので、気持ちの切り替えが上手くできない人が多いです。

嬉しいことや悲しいこと、嫌なことなど一つ一つの起きた出来事に気持ちが引っ張られてしまい、オンとオフの切り替えがなかなかできません。

仕事でミスをしたり上司に怒られたりしたことを帰宅してからもずっと引きずってしまうので、育児や家事へ割く気力が湧かない日もあるでしょう。

疲れやすい気質ゆえに体力が持たない

HSPさんは沢山の刺激を受けやすく、仕事での心身の疲れが解消されないまま家事や育児をしている人もいるのではないでしょうか。

子育てはイレギュラーの連続なので、子供の機嫌に振り回されているように感じてとても疲れてしまいます。

疲れが溜まりすぎると自分のペースが崩れ、心にも余裕がなくなり軽いうつのような状態になってしまうこともあるので要注意です。

HSPさんが子育てと仕事を両立するためのポイント

曜日は決めず、気になったところの掃除をする

子育てや仕事に追われていると家の中がなかなか片付かないですよね。

HSPさんはどんどん部屋が散らかっていくことや、疲れていて掃除ができない自分を責めてしまいがち。

「ここを掃除しなきゃ…あそこも汚れてきたな」という風にやらなければならないことが自分の中で溜まっていき、爆発してしまいます。

そうならないためにも、気になるところはパパッと掃除してしまいましょう。

目に入るだけでもHSPさんはイライラしてしまうので、疲れていたとしても頑張って掃除することで精神的にも穏やかに過ごせます。

しかし、疲れている時に大掛かりな掃除をするのは大変ですよね。

優先順位をつけて、「一日一箇所だけやる」と決め、掃除してみてください。

疲れたときは睡眠をとる

仕事が終わったらご飯を用意して、片付けてお風呂の準備をして……というように、帰宅してからもやることがいっぱいでとても疲弊してしまいますよね。

子供や夫との時間も作らなければなりません。

疲れているときは夜の家事を最低限にして、子供と一緒に早めに布団に入りましょう。

HSPさんは日常的に疲れている体や心を回復させるために、他の人よりもたくさん睡眠が必要なのです。

自分を労って回復させるための時間を意識して作るようにしましょう。

子供に対して一歩引いて見守る立場になる

子供は泣いたり怒ったり、喜んだり、さまざまな感情表現をしますよね。

HSPさんはそんな子供のジェットコースターのような感情変化に影響されて、心が不安定になってしまう人が多いようです。

また、子供が言うことを聞いてくれず、つい感情的になってしまい突然涙が出てくるなどHSPさんにとって子育てはとても負担がかかります。

身内が手伝ってくれない人だとますます心が荒んでしまいますよね。

HSPさんは子供に共感しすぎて、自分自身も負の感情に影響されてしまうのですが、共感することは悪いことではありません。

子供の負の感情を嫌がったり恐れたりせず、あくまで一人の人間を見守る立場として、一歩引いたところで共感すること。

そして、子供の言い分を冷静に聞いてあげましょう。

子育てしやすい環境を話し合う&協力し合う

働きながら子育てや家事を両立させるためには、夫の理解や協力が大切です。

とはいえ、全くと言っていいほど家事ができない夫もいるはず。

失敗しても怒らずに、家事のやり方や家事をやる上でのコツを少しずつ教えていきましょう。

曜日ごとに料理や掃除を分担すると負担がぐっと減るでしょう。

家事のやり方の違いや汚れが残っていることを気にしてイライラしてしまうこともあるかもしれません。

難しいかもしれませんが気にしすぎないこと、頑張りすぎないことを目標に協力してみてください。

子供がある程度育ってきたら、洗濯物の畳み方など簡単な家事を教えて任せるようにしましょう。

子供のうちから少しずつ役割を与えることは、子育てや教育においても大切なことです。

まとめ

HSPさんは共感する能力がとても高いので、子育てする時は普段よりも感情に振り回されがちです。

子供や夫の感情や事情を優先しすぎて、自分のことを後回しにしていませんか?

自分のことをおざなりにしてしまうと、次第に心や体が弱ってしまい子育てどころではありません。

HSPさんは生きづらく疲労を溜めやすい気質ゆえに誰よりも休養が必要なので、自分の心身を休ませることを優先してくださいね。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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