普段、いろんなところでお昼をいただいているのですが、今回ご紹介するのは「どこかいいお店ないかしら？」と探していたときに見つけたお店。実は最初にお伺いしたときに気になることがありまして、再訪させていただいたのです。その一回目に気になっていたこととは「ガラスケースの謎」。……今回これをしっかりクリアして、おいしい食事をいただくことができました！（一回目のときもおいしかったんですよ、それは最後にご紹介）

こちら京都市中京区にある「萬盛」さん。店構えからも好みの雰囲気がプンプンと漂ってきております。二条城のまだ西の方、最寄り駅はJRの円町駅になりそうですね。グーグルマップによると南西方向に徒歩6分ほどのようです。すぐ近くにはこの間ご紹介した「しげちゃん食堂」さんもあるんですよ。

こちら入り口横のショーケースでございます。招き猫にお多福さん？ そして尻尾が立った海老天にカレーライスに玉子丼、オムライスに中華そば、などなどでしょうか？ もうこの正統派食堂の正しすぎる姿に、胸の高鳴りを抑えられません。

店内がこちら。しっかり年月を重ねている、しかし美しく保たれている、理想の店内でございます。間違い探しじゃないですが、この写真よく見ててくださいね。というかあとで見返していただいてもいいんですが。

メニュー表はこちら。これまた安心の食堂メニューがずらりと並んでおります。焼肉風イタメ、野菜イタメ？ なぜカタカナ？ かわいいやないかい！ などと思いつつ。ちなみに壁にも料理名の札が並んでますので、そちらで見ていただくのも可ですよ。

そしてご覧のように漫画本、そしてスポーツ新聞なんかも用意されています。そうなのよ、こういうとこで読むゴルゴ13がたまらんのですよね、ご同輩。大岡越前とかもあったら読んじゃったりしますわね〜。

で、店内写真をよく見ててくださいとお願いした理由がこちら。 店内奥左手にこのガラスケースが置かれてるんです。

……今回の冒頭、初訪時に気になることがあった、と書かせていただいてますが、その理由がコレなのです。一回目行ったときに、メニュー表を見て「定食類、おかず単品なんかはないのね」と思ってたんですが、確かネットの情報で「平日の和食のおかずが……」みたいなことが書かれてたはずと思い出したのです。そして帰るときに店内を見てみると、このガラスケースが空っぽだった、と。「もしかして、ココにおかずが…？」と思いつつ、店を後にしたのが一回目。アレは確か午後2時前ごろだったわさ。というわけで、今回はガラスケースの謎を解くべく、11時のオープン直後にお邪魔したら、やはりしっかりおいしそうなおかずが2種類鎮座しておりました、と。長いな。

こちらが今回選んだおかずのセットで500円。メインはカレイのフライです。ご飯は小で160円、みそ汁は110円、合計770円のパーフェクト超人的定食ができあがりました！ これよ、これ！！

おかずをアップでどうぞ。手前の卵焼きにはおネギと紅生姜が入っております。ふんわりというよりはしっかり焼かれたタイプ。かぼちゃの天ぷらの向こうは、ナスとニシンの炊いたんです、多分。これがしっかり味でご飯にぴったんこでした。カレイのフライは味付けがされてまして、そのままでもOKな感じ。アタスは醤油をちょびっとかけていただきましたよ。ご飯、みそ汁もスキのないおいしさで、大満足のランチとなりました。で、初回は何をオーダーしてたかといいますと……。

中華そば600円でした！　もうこのかまぼことモヤシで、思わずニンマリしてしまいますよね。これまた正しすぎる食堂中華そばのスタイル＆味わいでして。

あっさり味の中華スープに少し柔めの細麺、肉感のあるチャーシューがハマって、ツルツルとあっという間に完食でした。

今回、空のショーケースの謎が解けた「萬盛」さん。ガラスケースにもう一種類入ってたのはチキンフライのようでした。お店の方に聞いてみると「（ガラスケースの）おかずは出てるだけ、少ししかしてないんですよ」とのこと。お伺いしたのが11時ちょいすぎ、そのときにチキンはまだ3つありましたが、カレイはあと1つだけになってました。ということは、お客さんがたくさんやってくるであろう12時前後にはおそらくすべて無くなってしまうのでは、と思われます。空のガラスケースしか見たことない常連さんもいたりして。なので食べたい方はオープン直後が狙い目かと。イタメ系メニューも気になりますし、焼きそばを頼まれてたお客さんが何人かいたこと、そしてネット情報ではオムライスもおいしそう、とまたお伺いさせていただくことになりそうです！ あ、お店横に1台分だけ駐車場もありましたよ！！