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芸能人がハワイを好きな本当の理由!

井上公造芸能リポーター

年末年始のハワイ取材にボクが初めて行ったのは27歳の時。あれから30年という月日が流れ、今や完全に日本の芸能界の風物詩になった。

「なぜ、芸能人はハワイが好きなの?」「ホノルル空港にマスコミが張り込んでいるのに、芸能人はどうして行くの?」「今さら、ハワイがステータスでもないでしょう?」…。よくこんな質問をされる。が、これには芸能人にしか分からない理由があるのだ。

芸能人には最高の環境

まずは、あの気候。日本が寒い季節でも、半袖、短パンで生活ができ、湿度も快適。同様のエリアは他にあるかもしれないが、日本語だけでほとんど不自由しないのはハワイだけ。レストランに入っても、日本語メニューを用意している店舗が多く、人見知りが多い芸能人には最高の環境といえる。

また、ある程度売れている芸能人なら仕事でハワイを体験しており、その際、知り合ったコーディネーターの存在も大きい。コーディネーターはプライベート旅行の世話もしてくれるため、ホテルやレンタカーの手配から、レストランやゴルフ場の予約、ホノルル空港までの送り迎えまでしてくれるため、マネジャー不在でも芸能人が困らない。

また、何度もハワイに行っているうちに、レストランオーナーや不動産業者といった他の業種の知人も増え、いつの間にか友人の輪が広がっている。「友人に会いたいからハワイに行く」という芸能人もたくさんいるほどだ。

「こちらに別荘やコンドミニアムを所有している芸能人も多いですよ。仕事でハワイに来て、その場で購入した人もいます。別荘などを持った以上、使わないと損。飛行機代だけでいいわけですから、毎年来るのは当然でしょう。一旦、ハワイ入りしてから、ロサンゼルスやラスベガスに足を伸ばす人もいます」(ハワイ在住の不動産業者)。

微妙な心の内を満足させる!?

さらに、芸能人にとってハワイが魅力的なのは、VIP待遇をしてくれる外国だという点。アメリカ本土やヨーロッパに行っても、気がつかれる日本の芸能人は少ないが、ハワイだとほとんど気づいてくれる。そのうえで、レストランでいい席に案内されたり、サービスでデザートが出てきたりすると悪い気はしない。

芸能人というのは、プライベートタイムに人だかりができるような騒ぎになるのは好まないが、まったく気がつかれないのも寂しいという感覚の持ち主が多い。その微妙な心の内を満足させてくれるのがハワイなのだ。

そんなハワイにボクは今回も取材に行くが、今年は東京キー局のワイドショーがほとんど参加しない予定だという。数年前から、スポーツ紙や週刊誌も行かなくなった。だが、報道陣の数が少ない時ほど、ビッグなニュースが起きるのが今までのパターン。期待を込めて、頑張ります!

芸能リポーター

福岡市出身。大学卒業後、フリーライターや雑誌編集長を経て、サンケイスポーツ文化社会部記者として事件・芸能取材を担当。1986年に故・梨元勝氏の「オフィス梨元」に入り、芸能リポーターに転身。テレビ朝日「モーニングショー」などに出演した。その後、フリーとなり、98年「有限会社メディアボックス(現・株式会社KOZOクリエイターズ)」を設立。現在、日本テレビ「スッキリ」、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、朝日放送テレビ「おはよう朝日です」など、数多くの情報番組に出演中。モバイルサイト「井上公造芸能」では、毎日ホットな芸能情報を配信している。

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