【京都市中京区】土鍋で煮込んだカレーがこんなにもコク美味とは! 老舗漬物店の漬物に合うカレー屋さん
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新京極商店街の六角通を下がったところにあるBENTENDOビルの2Fに新しい店舗ができているのを見つけたので2023年10月28日に入ってみることにしました。看板には「欧風土鍋カレー近江屋清右衛門」とあります。
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階段を2Fに上ると途中でカレースパイスの香りが漂って、それだけで食欲がそそられます。すっきりとした店内に入ると店名の由来が書かれていました。「初代近江屋清右衛門は草津で米や野菜販売をしていました。残り物の野菜をぬかや味噌に漬けたところ大変好評で、初代はこれを機に京に居を定め、漬物屋を始めました」とあります。
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では、何故カレー屋を始めたのかはさておき、まずは「牛バラ肉のデミグラス煮込みカレー」や「6時間煮込んだ煮豚と温玉のカレー」「京都ぽーくのロースカツカレー」「有頭エビと貝柱フライのカレー」など沢山あるメニューの中から「京の肉のビーフカレー」を注文して食べてみました。
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歯ごたえを残しながらもホロリと柔らかい、どっしりとした肉のうまみがルーと絡んで口いっぱいに広がります。土鍋で煮込まれることでこんなにもコクがでて美味しいとは。添えられたごぼうの漬物を途中で口に含むと辛さの口休めになってちょうどいい。合わせて「ちりめん山椒と京水菜のサラダ」を注文しましたが、カレーと一緒に食べられるのも嬉しいですね!
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ビーフカレーの開発にあたり、オーナー自らが京都の肉を食べ歩き、吟味して選んだ京都産のブランド和牛「京の肉」認定の肉の中から「京都丹波・亀岡」産の黒毛和牛を使用しているのだそう。カレー好きにも、肉好きにもおすすめです。コメは滋賀県「よこいファーム」から仕入れた近江米こしひかりを使用しています。
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この店は、京都で一番古い漬物専業店「総本家近清」の10代目がカレー好きで始めた、14年続いた丸太町通の府庁前の人気店が2023年8月11日に新京極商店街に移転したもの。漬物を食べる機会が減少し、漬物離れが進む中で、「もっと身近に漬物を感じてもらいたい。その入り口が和食となると敷居が高いが、国民食のカレーならたくさんの方に楽しんでもらえるだろう」との思いがあったと言います。
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ところで、「欧風カレーとはそのままだとヨーロッパのカレーとなりますが、実は日本で生まれたカレーです。発祥は東京の神保町にあるボンディというカレー屋さんで、創業者がフランスで学んだブラウンソースにカレーの素材を加えて作ったものを欧風カレーと名付けた」のが始まりだそうです。知らんなんだ!
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「なんだ、漬物は洋食にもあうんじゃないか そんなきっかけになればうれしい」と10代目は語ります。新京極商店街にお寄りの際は立ち寄ってみてください!
「欧風土鍋カレー近江屋清右衛門」(外部リンク)京都市中京区桜之町438−1 辨天堂ビル 2F 075-254-0038