不屈の仲邑菫二段初タイトルを逃した悔しさからすぐ復活
史上最年少優勝を賭けた「女流最強戦」決勝で敗れた仲邑菫二段。終局直後は涙を見せていた。勝ちが見えてから失速しての負けは、心にキズを負ってもおかしくなかった。
先輩棋士たちは「この後が大事」と語った。仲邑二段はその後、どうだったのだろうか。
注目された女流最強戦決勝戦。仲邑菫二段は牛栄子(にゅう・えいこ)四段に大逆転負けを喫し、初タイトル獲得はならなかった。
終局し、仲邑二段の負けが確認されても両対局者は固まったままだった。
よくある終局の場面は、敗者が「ここで失敗した」などと口を開き、しばし検討が始まる。
しかし、仲邑二段の口は開かない。勝者の牛四段も気を遣って話し出さない。
代表の記者が質問するまで、沈黙は5分以上続いた。
なぜ異様な終局になったのか。
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