激安コスパで愛される人気店。愛されるのは価格だけでなく、老舗有名店が手がける本格派の味わい。
18ラーメン
福岡で4店舗を展開する「18(いっぱち)ラーメン」。博多駅南店、大土居店、須恵店、上三緒店とあり、激安コスパで大人気のお店。その価格、なんとラーメン300円。以前は250円で提供しいて、その後280円となり現在は300円。価格高騰の波が押し寄せる中、値上げしたとはいえ300円という価格は凄すぎるとしか言いようがない。そんな18ラーメンの須恵店へお伺いいたしました。お店はラッキーランドというパチンコ店に隣接し、広い駐車場もあります。
店内入口には食券機があります。ワンタン麺屋やチャーシュー麺でもワンコイン。ネギの増量でも50円と、全ての価格が激安コスパな素晴らしいラインナップ。
博多ラーメン激安御三家なるものがあり、はかたや(290円)・18ラーメン(300円)・博多ラーメン膳(320円)が御三家といわれる。数年前までは18ラーメンが値上げしたとはいえ250円→280円をキープしていたので最安でしたが、現在は、はかたやの290円が最安かと。それにしてもどのコスパも素晴らしくクオリティも高い。これが博多ラーメンのひとつの楽しみでもあるでしょう。(※これは正式なものではなく、あくまでも個人レベルの知識です)
そして激安コスパな価格だけが愛される理由ではありません。ラーメンにもこだわりが満載。それもそのはず、この18ラーメンは、あの博多ラーメンの老舗有名店、「一九ラーメン 老司店」のセカンドブランドなんですね。
昭和40年創業はおそらく一九ラーメン老司店の創業年。その後、二代目大将が店舗展開に乗り出したのがこの18ラーメンだそうです。その名店が手がける一杯は、間違いなく本格派の博多ラーメンです。
箱型の店内は、テーブル席とL字型のカウンターがあり、いつも大盛況でお客さんがいっぱいです。コスパってやっぱり大切で、激安コスパも愛される理由のひとつ。その中で、味わいも本格派なのだから、大人気なのは間違いないですね。
きくらげラーメン(ネギ増量)
きくらげたっぷりのラーメンに、ネギを増量しましたが、このクオリティで450円。ワンコインからお釣りがあるんです。なんというコスパ。ネギもきくらげも食感がよく、このボリュームも最高ですね。
スープはなんと本店と同じ。本店で作ったスープが毎日届けられているのだそう。それは美味いこと間違いないでしょう。この価格で本店の味が楽しめるのだから、これは嬉しい限りです。
純豚骨で炊きこまれた伝統の味わいのスープ。まろやかでスッキリしていて、その中にもコク深さを感じます。臭みや脂っぽさなど微塵もなく、豚骨の風味をストレートに感じながら、程よいカエシの塩味が広がる美味しさです。
麺は自家製麵だそう。中細サイズのストレート麵は博多ラーメンの王道です。さっぱりとしたスープとの相性もよく、コシもあり喉越しもよい味わいです。サクッと食べ終えて替玉ですね。
チャーシューもしっかりありますよ。このチャーシューも一九の流れそのままに味わうことができます。低価格ながら、手を抜くところはありません。味は落とさない、という信念のもとで提供してくれる心意気がすごい。
テーブルにある辛味ダレは18ラーメンのオリジナル。唐辛子がたっぷりでラー油のような雰囲気も。これを替玉時に少し投入すれば味変が楽しめます。
その他、卓上にはゴマやコショウに紅ショウガ。博多の定番スタイルの調味料はしっかりとありますよ。
激安コスパなのにこのクオリティ。郊外にあるお店が多いとはいえ、素晴らしい価格設定です。この18ラーメンは、パチンコ店に隣接していることが多く、その点も安く提供できる要素のひとつかもしれませんね。
また、博多のパチンコ店に隣接や併設するラーメンはクオリティが高いのも見どころです。ラーメン基峰をはじめ、最近オープンした大豊楽など、絶品ラーメン店も多いです。
安くて美味しい、最高のお店がここにあり。老舗有名店が手がけるクオリティも高い一杯は、博多ラーメンを表現するひとつの文化でもありますね。
18ラーメン 須恵店
住所:福岡県糟屋郡須惠町大字須恵1098−1
営業時間:11時00分~21時00分
定休日:火曜日
駐車場:有