九州工業大学戸畑キャンパスからほど近いバス通り沿いに店を構える「らーめん志士」。北九州では珍しい醤油ラーメンと塩ラーメンが美味しくいただけるお店です。

お店はグレーを基調にしたおしゃれな内外装で清潔感もあり、男女問わず一人でも抵抗なく入れます。

すてきなご夫婦で営まれているからなのか家庭的な雰囲気と優しい接客も魅力です。

塩は「白志士」醤油は「黒志士」こだわりのメニュー構成

提供されるラーメンの種類は、醤油（黒）と塩（白）が基本。他に醤油に辛味ペーストをブレンドしたピリ辛（赤）や、たっぷりのおろしショウガを入れたショウガラーメンもあります。

それぞれトッピングの種類をチョイスできるのも嬉しい。

汁飯の誘惑についつい負けてしまった

塩ラーメン（白志士）を注文したら、サイドメニューの写真を発見しました。汁飯とチャーシュー丼。チャーシュー丼にも惹かれるものがありましたが、結局汁飯を注文しました。

「塩でも醤油でも美味しいですよ」と奥様からも笑顔のひと言もあり、ラーメンのスープをかけて食べるという汁飯の誘惑に負けてしまいました。

たくさんの海苔で覆われてご飯が見えない

するとすぐに奥さまが汁飯を持って席にやってきました。「お好みで柚子胡椒とわさびを入れてください」と親切なお言葉。ご飯を短冊状の海苔が覆っています。

厨房をのぞくと、両手に４つものテボを抱えて湯切りをするマスターの真剣な表情が目に入りました。どんぶりひとつひとつに麺を入れると丁寧に麺をほぐして具をのせていきます。

その手際の良さに感心していると「はい、白志士お待たせしました」とほとんど待たずに目の前に塩ラーメンが到着。お客様を待たせない心遣いが伝わります。

絶品塩ラーメン！あっさりスープに潜む深いコク

豚骨と鶏ガラをブレンドしたスープは透明であっさりしていながら、深いコクがあります。塩味がきいていて塩ダレの存在感も十分です。汁飯の人気がでるのもうなずけます。

麺は中細のストレート麺。弾力があってコシもありスープとよく絡んで美味しい。チャーシューと味玉、メンマとシンプルな具材ですが、見た目にとてもバランスが良いです。

チャーシューは脂身が少し少なめですが、ジューシーでしっかりした肉の旨味が最高です。これならチャーシューが丼も人気が出るわけです。

この次はチャーシューが多めに入ったやつにチャーシュー丼を注文しようと思いながら瞬く間に完食。

そうかこうなるんだ　ラーメン食べた後のお楽しみ汁飯

楽しみにしていた汁飯。ラーメンのスープをご飯にかけてからしばらく時間を置いてしまいました。するとご飯がスープを吸って汁けがなくなっておじや状態に。

しまった、と思いましたが食べて見ると結構いけます。スープが十分にしみ込んだご飯がとても美味しい。わさびの刺激もアクセントになって絶妙です。

暖かくて優しいご夫婦のお人柄も嬉しい「らーめん志士」。リピート確定ですね。

らーめん志士（らーめんしし）