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【あるある】子どもが「習い事をやめたい」と言ったら?ベテラン教師が語る、ママの不安と対応のコツ3選

じんちゃん先生教師/子育て応援

はじめに

 子どもは習い事を通じて、自分の好きなことや得意なことに出会います。なりたい自分に近づいたり、習い事で新しい仲間ができたりします。しかし、習い事に対する子どもの興味やモチベーションは、時とともに変化していきます。子どもが習い事をやめたいと言い出したとき、保護者はどのように対応すればよいのでしょうか。そこで、子どもが習い事をやめたいと言った時の不安と対応のコツを解説します。

子どもがやめ癖がついてしまうのではないか

子どもが習い事をやめると「やめ癖」がつくのではないかと不安になることがあります。しかし、1度やめたからといって、そう簡単にやめ癖がつくわけではありません。子どもは習い事を遊びの一種として捉えている場合もあるからです。

 子どもの遊んでいる様子を思い浮かべてみましょう。折り紙で遊んでいたら、そのあとテレビを見たり、ゲームをしたりします。いろいろな遊びを通じて、考えたり、工夫したりすることを学んでいきます。子どもの遊びは、ほとんどの場合、長続きしません。一生続くわけではありません。興味があれば熱中しますが、興味がなくなったらすぐにやめます。別の新しいことに興味が移ったら、すぐに乗り換えます。

 また、一つの習い事を続けるデメリットもあります。例えば、サッカーをする子はサッカーが得意になりますが、水泳は得意にはなりません。学校の水泳の授業では、苦手意識を持っているかもしれません。サッカーをすることだけが、その子にとっての幸せとは限りません。

 大切なことは、子ども自身が期間や目標を持って、楽しく取り組んでいるかということです。例えば、水泳であれば、クロールができるようになったらやめる、5年生になったら習字をやめるなど、自分で決めた目標が達成できたらやめるでもいいのです。期間や目標を持って取り組むことで、やめることに罪悪感を感じることを防ぐことができます。子どもが習い事をやめる理由には様々な要因があります。子どもの気持ちを尊重して、期間や目標を柔軟に変更できるようにしましょう。

子どもが努力や忍耐力を身につけられないのではないか

習い事を続けることで、子どもは努力や忍耐力を身につけることができます。保護者は、子どもが困難に直面したときには支援や励ましをしてあげることで、子どもの成長を促してあげられます。習い事を通じて得た経験や技術は、将来の成功に役立つかもしれません。子どもには、失敗や困難を乗り越えることの大切さを教えてあげたいですね。

 しかし、続けることができないという子どもの理由もあります。例えば、習い事で意地悪な子にいじめられたり、先生との相性が合わなかったりするといった理由です。意地悪な子と同じクラスにならないように、曜日や時間を変えることもできます。先生との相性が合わないのであれば、別の先生の教室に移ることも考えてみてはいかがでしょうか。今の習い事の教室が、子どもにとって最適な場所とは限りません。習い事は、試行錯誤の過程でもあります。通ってみて、子どもに合う環境かどうかを判断することが大切です。習い事の教室や曜日や時間を変えることは、子どもの努力や忍耐力を否定することではありません。

子どもが習い事で得た技術や経験が無駄になるのではないか

子どもが習い事をやめてしまうと、そこで得た技術や経験が無駄になるのではないかと心配する方もいらっしゃるでしょう。しかし、習い事から得られるものは、技術だけではないのです。習い事を通じて身につけた自己肯定感や自己表現力、チームワーク、時間管理などの能力は、将来のさまざまな分野で役立つでしょう。一つの習い事をやめたとしても、そこで得た経験が無駄になるとは限りません。次の興味や挑戦に役立つ経験として活かせるはずです。

 「今、子どもが通っている習い事を極めさせたい。」と思っている保護者は、決して多くはありません。例えば、ピアノを習わせている保護者の中にも、我が子が将来世界で活躍するピアニストになって欲しいと願っている方は、ほんの一部でしょう。もちろん、そういう保護者の方もいらっしゃいます。しかし、多くの保護者の方は「子どもにとって何か一つでも自信の持てるものを身につけさせたい」「将来我が子が困らないようにしたい」と思われているのではないでしょうか。

 そう考えると、習い事をしている目的は、必ずしも現時点での我が子の力になることだけではないのです。習い事をした結果、我が子が将来、「幼稚園の先生になったけど、小さい時にピアノを習っていて良かった!」とか、「定年したから、趣味でピアノをもう一度やりたい」とか、そんな風に思うこともあるかもしれません。その時こそ、習い事で得た技術や経験は無駄ではなかったと感じられるでしょう。

おわりに

子どもの習い事をやめることに対する保護者の心配とその解決法について考えてみました。子どもの習い事は、子どもの成長と発達にとって重要な役割を果たすものです。しかし、子どもの興味やモチベーションは変化するものです。保護者は、子どもの気持ちに寄り添いながら支えていきましょう。

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教師/子育て応援

教科書や書籍、雑誌の執筆、教育委員会主催の研究会講演、オンラインセミナーを行っています。教師として、4児の父として、子どもの教育のことでお悩みの保護者や先生のお力に少しでもなれたら幸いです。記事を読んで「いいな」と思ったら、フォローしてくれると嬉しいです。

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