【京都市】北区 時代劇ロケでも使われる『わら天神』さんで戌の日に「安産祈願」
京都の人が、安産祈願をするといえば、まず一番に思いつくのは「わら天神宮」。
あまりにも通称「わら天神」さんとしての名前が有名なので、正式名称が「敷地神社(しきちじんじゃ)」ということを知らない人も多いくらいです。
かの有名な『金閣寺』からもそう遠くないところにある「わら天神」さんですが、「戌の日」には京都のみならず、全国から妊婦さんがお参りに訪れる神社。
とっても可愛い手水舎で禊いでから境内へと向かいます。
この日はたまたま戌の日だったようで、境内にはご家族連れや女性一人で参られてる姿がありました。安産祈願といえば、五か月目の戌の日と言われています。「九ヶ月九日目」の安産祈願では、乳がよく出るようにと甘酒が授けてもらえるそうです。
「わら天神」さんの主祭神は「木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)」。
一夜にして懐妊し、次々と3人の子を出産したという逸話から、全国的に安産・子授け・縁結びにご利益があるといわれています。
こどもの成長守護までしてくださるんですね。私は、縁結び祈願をしたく思います…
わら天神に祀られている木花開耶姫命の父の大山祇神がご祭神の大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)は海上守護、農業守護、鉱山守護。
伊勢、石清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六神を祀るという「六勝神社」では、商売繁盛、必勝祈願、心願成就。
八幡神社(はちまんじんじゃ)では、ご祭神が応神天皇・神功皇后・比売大神の3柱を祀っており、開運厄除・必勝のご利益があるそう。
安産守の授与品としてわらを授かることから「わら天神宮」と呼ばれるようになったそうです。また、そのわらは男女の性別を占ってくれるそうですよ!
安産祈願して、無事出産を終えた人たちによる「お礼参り」で奉納された「よだれかけ(スタイ)」が本殿にはあちこち見られました。
安産祈願お守りは腹帯あり(7000円)と腹帯なし(4000円)とあります。中に入っている安産お守りには紙のお守りと、安産護符とかかれた「産気づいた時に飲むオブラート」と、紙に包まれたわらが入っており、その藁に節があると男の子だ、と言われているそうです。
境内の南端に古来より俗に「清盛塚」と呼ばれてきた前方後円墳式の古墳あるのですが、出てきた石棺を調べたところ時代が違ったとか…
また、ドラマや映画のロケにもよく使われており、参道が使われた印象的なものに『必殺仕掛人』や境内のシーンで『暴れん坊将軍IV』、『必殺必中仕事屋稼業』などがあるようですよ!
敷地神社(わら天神)
京都市北区衣笠天神森町
TEL 075-461-7676