全国の生産者から食材や花などを直接購入できる産直通販サイト「食べチョク」が、中目黒・目黒川のほとりにある焼肉店「虎の穴 青葉台店」でポップアップレストランを開催中。

生産者直送の旬のフルーツを活用したスイーツや、訳あり野菜を活用した牛すじカレーなどを2024年7月7日（日）まで提供しています。

6月21日（金）に足を運んできたので、その魅力をご紹介していきましょう。

生産者のこだわりを肌で感じられるイベント「食べチョクパーラー」

「食べチョク」は株式会社ビビッドガーデンが運営するECサイト。「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」を掲げ、産直通販サイト「食べチョク」を通じて栽培方法や生産者の想い、品種や旬の情報をオンラインで届けています。

「食べチョク」のメインユーザーは40代～60代が中心なのだそうですが、中目黒でポップアップレストランを開催することで、20代～30代の方にもその魅力を知ってもらおうと企画。

スイーツメニューをメインに、規格外野菜で作る「牛すじカレー」も楽しめる内容になっています。

旬のフルーツの魅力が存分に味わえる「食べチョクパーラー」

「食べチョクパーラー」ではイートインで楽しめるメニューと、テイクアウトできるフルーツなどを店頭でラインナップ。それぞれをダイジェストでご紹介していきましょう。

ゴロっとフルーツかき氷 ヨーグルトクリーム添え（マンゴー・夏小夏・メロン）

「ゴロっとフルーツかき氷 ヨーグルトクリーム添え マンゴー」を試食させていただきました。
沖縄本島南部に位置する八重瀬町の「伊集（いじゅう）農園」が育てたアップルマンゴーを使用。国産のアップルマンゴーは6月～7月頃に旬を迎えます。

ミルクを入れた氷を使い、なめらかなくちどけ。キーンとならず、かつ、自然でミルキーな味わいでした。甘味を抑えさっぱりとしたヨーグルトソースがとてもいい仕事をしています。

マンゴーは味・香りとも抜群で、甘味と酸味のバランスも絶妙。いくらでも食べられてしまいそうでした。

「伊集農園」ではこだわりの有機肥料のみを使用して土づくり。摘果することで換気を良くし、減農薬を実現。日本で初めてマンゴーの品目で国際基準ASIAGAP認証を取得しています。

沖縄の太陽と海風、土、水をたっぷりと抱いた素晴らしい一品でした。

「ゴロっとフルーツかき氷 ヨーグルトクリーム添え」は他に夏小夏やメロンも選択できます。

こく旨！希少卵のプリン・ア・ラ・モード

2品目は「こく旨！希少卵のプリン・ア・ラ・モード」。今では大変希少となってしまった国産鶏種「もみじ」の卵を使ったプリンと、旬のフルーツを盛り合わせた一品です。

卵は「瀧田養鶏場 たまごの樹」が提供したもので、卵特有の生臭さはいっさいなく、コクがあるとてもおいしい卵です。

プリンは全卵を使った砂糖少なめの「固め派」と、牛乳や砂糖、卵黄多めでつくる「やわらかめ派」に分かれるそうですが、こちらのプリンは「やわらかめ」。口の中でとろ～り、なめらかに溶けていくような食感です。

こちらのメニューで使用されているフルーツをご紹介しましょう。

1. ガーデンベリー佐々木 佐々木農園ブルーベリー」
2. ジュラファーム富良野」「メロン」
3. おおぐし農園「夏小夏」
4. にしまるふぁ～む「小玉スイカ」
5. 伊集農園「マンゴー」

この中でいちばんびっくりしたのがブルーベリー。今まで食べたことのない力強く、生命力あふれるおいしさです。

「佐々木農園」では、落ち葉マルチング・微生物・菌根菌での有機栽培で、ブルベリー本来の環境の味を楽しめるのがポイントなのだとか。

また、「にしまるふぁ～む」の小玉スイカは、皮ぎりぎりまで赤く、甘く、みずみずしいのにびっくり。思わず手土産に購入して帰ってしまいました。

週替わりのトッピングの牛すじカレー

最後に「週替わりのトッピングの牛すじカレー」をご紹介します。こちらのカレーで使われているトッピング野菜は茨城県下妻市「パチャママ農園」のもの。

農薬、化学肥料、除草剤を使用せず自然と寄り添いながら栽培するお野菜が自慢です。今回はこの「パチャママ農園」で規格外・訳ありとなってしまったお野菜を使用。

トッピングが入れ替わるのも魅力となっています。私が頂いた時は、じゃがいも・プチトマト・モロッコインゲン・ズッキーニでした。

ともかく野菜の味が濃く、風味抜群。カレーもトロトロになるまで煮込んだ牛すじのうま味がたっぷりと溶け込み、スパイシーかつ野菜の甘味もあって絶品です。夏はやっぱりカレーですね。

※メニューは今後の収穫状況により、変更になる場合があります。

産直フルーツやこだわり卵など、その場で購入も可能！

ポップアップレストランを開催中は、メニューに使われているフルーツや卵、ジュースなどを購入することができます。

普段あまり自炊しない、という方でも卵やフルーツなら気軽に試せそうですね。

普段、産地ぐらいまでは気にして選んでいるかもしれませんが、どこの誰がどのように栽培したのかまではなかなか確認していないかもしれません。

今回のポップアップレストランでは、生産者さんの想いや情熱までがヒシヒシと伝わってきました。

中目黒の「食べチョクパーラー」は7月7日（日）までですので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

■取材協力
株式会社ビビッドガーデン