ちょっとした手土産やお祝いにお菓子を贈りたいときってありませんか？　または、いつも頑張っている自分へのご褒美にちょっといいスイーツを食べたい！　なんてこともありますよね。そんなときについ立ち寄ってしまうのが、寝屋川市八坂町にある「Belle Plume」(ベル・プリュム)です。

松島病院の向かい側にたたずむ小さなお店。ケーキ屋さんと一言で表してしまうと少し語弊がありそうです。というのも、こちらのお店は「フランス製菓店」なんです。

店内はフランスの製菓店をイメージしたレイアウト。2面にわたって焼き菓子がずらりと並んでいます。生ケーキもありますが、オーナーさん自ら「焼き菓子がメイン」と言うほど、焼き菓子の種類が充実しているんです。

薄くスライスされた口溶けのいいパウンド系や、

全種類試したくなるクッキーの数々。写真に映っている以外にもまだまだたくさんあります。

よくよく見ると一つ一つ形が異なり、デザインへのこだわりも感じられます。それぞれの個性が際立っていますよね。

タルトレットも。いまの季節は冷蔵ショーケースに入っています。6種類もあってどれも美味しそうですよね。ちょっと特別な日のおやつにぴったり！

ショーケースの中には色とりどりのケーキたちが。本当に焼き菓子がメインのお店？　とびっくりするくらい、生ケーキもバリエーション豊かです。

フランス菓子ならではの美しさに思わず目を惹かれますね。

個性引き立つ味わい。だから選ぶのが楽しい

フランスのお菓子は、見た目がおしゃれなだけでなく、味わいも少しだけ洋菓子とは異なるようです。何度かベル・プリュムを訪れてスイーツを買ってみたところ、全体的に

• 思ったより甘い
• 濃厚なものが多い

という印象でした。どちらかといえば「食べやすく、甘さ控えめ」というよりは、「それぞれのコンセプトがしっかり際立っている味わい」という印象です。調べてみると、フランス菓子というのはしっかり甘くて濃厚なものが多いようです。

ナッツの食感と、内部に隠された柔らかな生クリーム&チョコレートクリームの対比が楽しい「ノアール」（左）。

「カシス」（右）は、甘酸っぱいカシスと栗のムースが意外にも相性抜群でした。

こだわりの材料でつくるフランス製菓

フランス菓子はバターをたっぷり使って仕上げることが多いそうで、ベル・プリュムでもマーガリンは使わずバターにこだわっています。また、焼き菓子に使用されている小麦粉はなんとフランス産。焼き菓子専用粉である「エクリチュール」を使い、伝統的なフランス製菓の味を再現しているそうですよ。

焼き菓子も一つ一つに個性があります。

四角い「ショコラ」はしっかり厚みがあり、ザックリ食感で硬め。濃厚なチョコレートの味わいです。いっぽう、丸く形成された「オランジュ」は薄くて口溶けがいいですね。オレンジの香りは強すぎず爽やかなので、柑橘系が苦手な人でも食べやすいでしょう。

人気だという「ガレット・ブルトンヌ」は、ザクっとした食感と小麦の風味、そしてバターの香りがたまりません！　フランス製菓の特徴の一つに「美しい輝き」というのがあるそうですが、このガレットの表面にも美しい光沢があって表面がツヤツヤしています。

チーズの焼き菓子「フロマージュ・サレ」。香りもしっかりチーズです。甘すぎないので、甘党ではない人にもおすすめしやすいですよ。

それぞれの風味が際立っていて、見た目も美しいー。フランス製菓らしい焼き菓子やケーキを味わいたくなったら、寝屋川市八坂町の「Belle Plume」を覗いてみてくださいね。京阪電車高架沿いの道路に看板が出ていたら営業中です。