台風5号発生、週明けには関東の東海上へ。海のレジャーは要注意。
台風5号発生、週明けには関東の東へ?
きょう4日午後3時に、小笠原の南東海上で台風5号が発生しました。
気象庁が発表している予報円によると、今後、台風は発達しながら週末にかけて小笠原の東海上を北上し、週明けには関東の東海上へ達する予想です。
その後は北日本の東海上へ北上する見込みですが、台風が西寄りに進むか、東寄りに進むかで、関東や東北など、陸地に与える影響は大きく違ってきます。
その進路を決定づけるのは日本の東から日本付近を覆っている高気圧の勢力です。
台風が北上する週末~週明けにかけては、一旦この高気圧が弱まる見込みで、台風はこの高気圧の弱まった所を北上する予想です。この高気圧の弱まり方により、台風がどこまで関東などの陸地に近付くかが変わってきます。
この高気圧の衰弱の仕方やタイミングにはまだブレがあるため、最新の進路予想にご注意下さい。
また仮に台風が関東の東を離れて北上する場合でも、今回の台風は比較的形が大きいため、数日間にわたり、海はしけ模様(あるいは大しけ)が続く恐れがあります。
晴れて厳しい暑さなのに、海は波だけが非常に高いという危険な状態が続く可能性もあるため、台風が近付かない場合でも、海のレジャーは週末以降、十分な注意が必要です。
週間アンサンブル予報では?
複数の数値予報を統計的に処理し、単独の数値予報よりも確からしい予報(計算結果)を得ることをアンサンブル予報と呼んでいます。
簡単に言えば、複数の計算結果の平均場ということになりますが、そのアンサンブル予報で出された予想天気図が上図です。
このアンサンブル予報をみると、台風5号に相当する低気圧は、週明け8日(月)~9日(火)にかけて、関東地方にかなり接近したあと、10日(水)にかけて三陸沖を北上する予想です。
このように現在のアンサンブル予報では、陸地にもかなり大きな影響が出るような計算結果となっています。