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記録係、聞き手に注目! 密かなサインを見つけられるか

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
竜星戦決勝戦で第一着を打ち下ろす上野愛咲美女流本因坊=2019年9月、筆者撮影

囲碁の棋士どうしはライバルですが、押し並べて仲がいい。

特に同年代であれば子どものころから教室や門下、院生で切磋琢磨しながら苦楽をともにしていますし、プロになればそれこそ手合いや仕事で一生顔を合わせていきます。

同じ道を歩む同志、という気持も大きいでしょう。さらに、将棋と大きく違うのは、国際棋戦があることです。日本勢として、ともに強くなって行こうという気持が皆にあります。

プロの手合いにつく記録係や秒読み係に注目したことはあるでしょうか。

意外な発見をすることがありますよ。

リンゴのバッチ

昨年9月、上野愛咲美女流本因坊が、全棋士参加の棋戦「竜星戦」で準優勝したのは、記憶に新しいでしょう。

このときの記録係、覚えていますか? 

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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