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先発5球目で危険球退場し負け投手→ダブルヘッダー2試合目抑えで好投しセーブ挙げる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ダブルヘッダーで「連投」し2試合目で好投したエルナンデス(写真:LGツインズ)

21日のKBOリーグは3試合が雨で中止。LGツインズ-トゥサンベアーズ(チャムシル)のダブルヘッダーとSSGランダーズ-KTウィズ(スウォン)の3試合が行われた。

3位LGとLGを2ゲームで追う4位トゥサンのダブルヘッダーは1勝1敗で、両チームのゲーム差は2のまま変わらなかった。

第1試合に先発したLGのエリーザ・エルナンデスは、1回表無死一塁で2番ホ・ギョンミンへの初球が頭部への死球となって5球目で危険球退場。試合は初回に4点を挙げたトゥサンが逃げ切り、エルナンデスは負け投手となった(3勝2敗)。

第2試合は2-0でLGがリードの8回から、エルナンデスがマウンドに上がった。エルナンデスは打者6人から3奪三振。走者を一人も出さない好投で、試合はそのままLGが勝利しエルナンデスは初セーブを挙げた。

また6位SSGは5位KTに勝利しゲーム差を0.5ゲーム差に縮めた。KBOリーグでは5位以上にポストシーズン進出権がある。

◇9月21日(土)の結果

・LG 7 - 14 トゥサン(チャムシル)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:クァク ピン

 敗:エルナンデス

・LG 2 - 0 トゥサン(チャムシル)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ソン ジュヨン

 敗:キム ミンギュ

・KT 1 - 4 SSG(スウォン)

 勝:エリアス

 敗:コ ヨンピョ

・ハンファ 中 止 ロッテ(テジョン)

・サムスン 中 止 キウム(テグ)

・KIA 中 止 NC(クァンジュ)

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「NCが残り8試合で監督を解任」

NCダイノスは20日、前日にポストシーズン進出の可能性がなくなりカン・イングォン監督の解任を発表した。残りの8試合はコン・ピルソン2軍監督が監督代行を務める。NCは今後、来季の監督の人選を行うとしている。NCは136試合60勝74敗2分け、首位と22ゲーム差の9位。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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