夏の干しすぎに注意!タオルがゴワゴワになる3つの原因と対策を洗濯研究家が解説
洗濯研究家の平島利恵です。タオルは使っていくうちにゴワゴワと硬くなってしまいますよね。タオルのパイル生地は、糸がループ状になっており、パイルが立っていると手触りが柔らかく、ふわふわな状態となります。今回はタオルの洗い上がりが変わる洗濯法を解説します。
タオルがゴワつく3つの原因
1.蓄積汚れ
タオルで身体を拭くと、皮脂・角質・汗などの身体から出る汚れが蓄積します。フープ状のパイルには汚れが蓄積しやすく、この蓄積汚れがゴワつきの一番の原因です。
【正解】たっぷりの水でよく洗う
タオルを洗濯するときは、衣類量を減らし、すすぎは必ず2回以上に設定します。たっぷりの水で泳がせるよう、パイルの中まで洗い、よくすすぎましょう。
柔軟剤は使わないほうがベター
柔軟剤は、タオルの繊維をコーティングするため、タオルの吸水力が低下します。また、すすぎ不足のまま柔軟剤を使うと、汚れを引き寄せ、黒ずみ・生乾き臭の原因となります。
2.乾燥させすぎ
天日干しを長時間すると、タオルが乾燥しすぎて生地が硬くなり、さらに紫外線の影響も相まり、生地が傷んでしまいます。
【正解】乾いたらすぐに取り込む
紫外線の強い夏は特に干しすぎに注意しましょう。カラカラに乾かさないよう、乾いたらすぐに取り込み、長時間干すときは、陰干ししましょう。
四方向にバサバサ振ると◎
タオルをふわふわに保つためには、パイルを立てることが大切です。干す前に、タオルの端を持ち、4方向から5回ずつバサバサ振ってパイルを立てましょう。
3.寿命がすぎている
タオルは消耗品です。特に、カビや黒ずみが発生したタオルを使い続けるのは、衛生的にもおすすめできません。
【正解】年に一度の買い替えが◎
使用・洗濯頻度によりますが、ふわふわなタオルを使いたい方は、1年に1度は買い替えするのがおすすめです。
タオルは毎回洗うべし!
お風呂から出たばかりの清潔な身体であっても、タオルには汗・角質などの汚れが付きます。汚れを洗わずに乾かし、再度使うと、汚れが蓄積し、嫌なニオイ・カビの原因となります。タオルは一度使ったら、必ず洗いましょう。
洗濯槽の汚れにも注意!
タオルは水をよく吸うため、洗濯槽が汚れていると、洗濯槽裏の雑菌・カビを繊維に取り込んでしまいます。洗濯槽は月に1度、黒カビが付着する前に洗浄しましょう。
蓄積汚れを落とすスペシャルケア
皮脂・汗汚れは、洗濯機にかけるだけでは落とし切ることが難しい汚れです。洗濯前に、洗浄力の高いアルカリ性粉末洗剤×お湯で1~2時間つけ置き洗いをプラスし、繊維に染み込んだ汚れを溶かし出しましょう。
スタッフのタオルをつけ置きしてみると…
洗濯後のタオルをつけ置き洗いすると、こんなに蓄積汚れが!毎日使っているタオルは、本当に清潔でしょうか?蓄積汚れを定期的にリセットして、清潔でふわふわなタオルを使いましょう!
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