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キャンプで本当に気を付けたい迷惑な「音」5つ

C.C STYLEチャンネルファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

キャンプでは風の音、川の音、虫の声。自然の音を聞くと日常を忘れてとても癒される。そう思って日常のストレスを解放しにキャンプへ出かける方も多いと思います。しかし、いざキャンプ場へ行くと自然の音ではなく、とても迷惑な音に悩まされたりもします。

・せっかく自然の中に癒されに行ったのに”雑音で邪魔された”。
・もしかすると自分も雑音の”発生源”になってる?

キャンプでトラブルになるのは音の問題が多く、とても重要なマナーの一つです。
迷惑に感じたことがある、もしかして?とハッとした方は参考になります。

キャンプで本当に気を付けたい迷惑な「音」5つ

この記事では、迷惑になりやすい音の紹介と、自分が迷惑音の発生源にならないようにするための対策を紹介します。
筆者もこの記事を書きながら再認識して気をつけます。

今回紹介する迷惑な音は5つ

①車の扉
②話し声と笑い声
③音楽
④薪割りの音
⑤ペットの鳴き声

日常生活ではどれも気にならないような音かもしれませんが、キャンプではとても迷惑になる音です。①〜⑤まで順に解説をしていきます。

①車の扉

イメージ写真
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車でキャンプへ行く方は荷物を車へ入れたり出したりと、車の扉を開閉することが多いと思います。ですが、車の扉の開閉音はキャンプ場ではとっても響く音の一つです。

特に響いて迷惑になりやすい音が、車の扉を閉める音です。普段から車の扉を強くバタンッと閉める癖のある人は注意が必要です。この音はキャンプ場で聞くと思っているより大きな音です。

数回程度バタンと聞こえるえる分には、「設営で大変なのかな〜」と思ったりもしますが、何十回もバタンバタンッと聞こえるとうるさいなと感じます。昼間はほとんどの人が活動的でまだ迷惑音にはなりにくいですが、問題はみんなが寝ている早朝や夜遅く。そのような時間帯に車の扉を閉める音がするとかなり迷惑です。

また、スライドドアが開閉する時の「ピッピッピッ」と言う電子音。この音もとても響きますし、鍵を開ける時、閉める時の電子音も同様です。

自分が迷惑な音の発生源にならないためにできること

・早朝や夜遅くには車の扉の開閉をしないよう、あらかじめ荷物などは出しておく。
・昼間はあえて車のドアを開きっぱなしにしておく。(防犯上自分の見えるドアのみ)
・閉まりきるまで両手で扉を持ち、最後まで優しく丁寧に閉める。

このようなことを対策として実施してみましょう。

②話し声と笑い声

イメージ写真
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キャンプでは会話がとても弾み、盛り上がり、とっても楽しいので大笑いをしてしまう時もありますよね。私も、キャンプで話が盛り上がり大笑いをする時だってあります。ですが、そんな時は少しだけ周りのサイトを見てみましょう。

これも時間帯にはよりますが、特に迷惑になるのが早朝、夜遅くの声です。キャンプ場の朝と夜、みんなが寝ている時間はとっても静かで、ほんの少しの音でさえ気になったりします。そんな静かな場所で静かな時間帯に、自宅に居る時の声のボリュームで会話をしていたらとっても迷惑です。

静かなキャンプ場では思っているより声が響いて、周りのキャンパーさんに知らず知らずのうちに迷惑を掛けているかも知れません。とても会話が楽しいのはキャンプが楽しいから。だけどいつもより小さな声で会話をするように心がけましょう。

自分が迷惑な音の発生源にならないためにできること

・いつも話している声のレベルが10なら5くらいのボリュームに落とす
・消灯時間を過ぎたら会話はなるべく控える(会話するなら昼間よりさらに小さな声で)
・盛り上がった時こそ周りのキャンパーさんを見て意識する

キャンプはとても楽しいし沢山笑いたい!
だけど声もとっても響くと言ったことを忘れないようにしましょう。

③音楽

イメージ写真
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冒頭でも話ましたが、キャンプでは自然の音を聞いて癒されたい。そう考えている人が多くいます。またその一方で、キャンプで好きな音楽を聴いて非日常を楽しみたい。仲間と盛り上がりたい。と言う方もいるかも知れません。

これに関してはキャンプ場の利用規約をよく読んで確認をしていただきたいのですが、スピーカーを使う行為、楽器を演奏する行為が禁止されているキャンプ場は多くあります。そのようなキャンプ場では絶対に音楽を流してはいけません。

自分が迷惑な音の発生源にならないためにできること

・予約前にキャンプ場の利用規約をよく読む
・禁止ではなくても最小限の音量で楽しむ
・イヤホンをつけて楽しむ
・早朝、夜遅くは控える

音楽禁止のキャンプ場では、多くのキャンパーさんは自然の音を楽しんでいます。まさに”音楽”です。鳥のさえずり、虫の鳴き声、川の音、風の音、雨の音、木が揺れる音。キャンプでは普段聞こえない自然の音を大切にしたい。自然の音を聞いて癒しを求めていたりします。キャンプ場の予約をする前に必ずキャンプ場の利用規約を確認しましょう。

④薪割りの音

ソロキャンプで昼間に薪割りしている風景
ソロキャンプで昼間に薪割りしている風景

キャンプでの楽しみは焚火。そして薪割りもとても楽しい作業。そんなことを考えている方は多いと思います。筆者もその多くの中の一人です。ですが、非常識な時間帯の薪割りはとても迷惑です。

夜に焚き火を楽しむ。朝に焚き火を楽しむ。どちらも間違いではないし、私も夜や朝に焚き火を楽しみます。楽しい焚き火なのですが、薪割りをする時間帯は考えるべきです。

消灯時間を過ぎても薪割りをしていたり、朝6時頃から薪割りの音がして不快な目覚めになったりと言うことがあります。夕方に他のサイトから聞こえてくる薪割りの音は「キャンプに来てるな〜」といい音に聞こえたりもしますが、時間帯を間違えたらとっても迷惑な音です。

自分が迷惑な音の発生源にならないためにできること

・朝から焚き火をする場合は前日の夕方に薪割りをしておく
・消灯時間内には薪割りをしない

自由なキャンプでもこの程度の計画性は必要です。キャンプ場で自分一人だったとしても、近隣の住民の方の迷惑にならないか?と言った配慮もとても重要になります。

⑤ペットの鳴き声

我が家の愛犬(ペコちゃん)
我が家の愛犬(ペコちゃん)

ペットは家族。我が家も犬を飼っています。愛犬はとっても可愛いですよね。キャンプに一緒に行きたいと思うのは、飼い主からすると当然かも知れません。しかし気を付けたいのは、キャンプ場はペット可だとしても”全員が犬好きではない”と言うこと。苦手な方も多くいます。

そんな中で迷惑になるのが鳴き声です。飼い主は慣れているので、正直言うと特に気にならないんですよね。でも他の人が聞いたらとっても迷惑で、人によっては恐怖感を覚える人もいるのが事実です。うちの子は噛まないので。可愛いので。ではなく、人に恐怖感を与えているかもと考えないといけません。

ペットが鳴くのは仕方がないことで、人間で言えば会話をしているのと同じだと思います。しかし、人が通れば常に鳴く、唸ると言った無駄吠えが多いワンコに関しては少し考えた方がいいかなと私は思います。

キャンプ場の利用規約にペット可とは書いていても、様々な方が利用する場所であると言うことを忘れないようにしましょう。

自分が迷惑な音の発生源にならないためにできること

・しつけをして無駄吠えをさせない
・ペット専用サイトのあるキャンプ場を選ぶ
・鳴き止まない場合は早々に撤収する(周囲への配慮)

私も犬を飼っていますし、愛犬とキャンプへ行きたいと考えていますが、もしもキャンプへ行った時に鳴き止まない場合にはすぐに撤収すると決めています。周囲の皆さんへの迷惑にもなりますし、犬自体もストレスで負担になりますからね。愛犬家の方は周囲のキャンパーさんへの配慮を忘れないようにキャンプを楽しみましょう。

まとめ

キャンプで本当に気をつけたい迷惑な「音」5つの紹介をしてきました。最後に5つについて復習をしておきます。

①車の扉を閉める時は両手で丁寧に閉めると静かになる
②楽しい会話でも話し声と笑い声は普段のボリュームより小さく
③キャンプでは音楽ではなく自然の音を楽しみたい
④計画性のある薪割りをして迷惑音にならないようにする
⑤愛犬の鳴き声は他人が聞いたら迷惑で恐怖

①〜④については特に消灯時間、クワイエットタイムの時間帯は避けるべき迷惑な「音」です。⑤については、飼い主にとっては可愛い愛犬の鳴き声かも知れませんが、他人から見たら狂犬かも知れません。犬へのストレス、負担にもなると思うので周囲への配慮、愛犬への配慮をしましょう。

今回の記事を読んでハッとしてしまった方もいるかも知れません。
私自身もこの記事を書きながら、あの時は声が大きかったな?ドアうるさかったかな?と反省しながら書いていました。

音のトラブルは特に消灯時間、クワイエットタイムで問題になりやすいです。そのような時間は特に周囲のキャンパーさんへの配慮をしましょう。
また、キャンプ場の予約の際に利用規約をよく読んで、禁止行為はもちろん、キャンプ場のルールをしっかりと理解しておきましょう。

自分だけじゃなく、みんなが楽しいキャンプとなるように、周囲のキャンパーさん、近隣の住民の方への配慮を忘れないようにしましょう。私も忘れないように注意します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が皆さんの役に立てば、私はとても嬉しいです。

安全で楽しいキャンプを!!

ファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

ファミリーキャンパーで3児の父親。自身がキャンプを始めた時にわからない事が沢山あり失敗の連続。そこから学んだ経験や知識を活かし、YouTubeでは「キャンプ初心者のわからないを解決!」をテーマに、キャンプ初心者に向けたルールやマナー、ギアの選び方についてわかりやすく解説をしています。1人でも多くのキャンプ初心者の役に立つ情報を今後も発信していきます。

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