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【和歌山市】焼きめしとカレーが究極コラボした絶品“焼きカレー”が名物の定食屋「アポロ」

きなたま地方創生ライター(和歌山市)

和歌山市のダイワロイネットホテル前で営業している「アポロ」。ここは「焼カレー」が名物という一風変わったお店です。

焼カレーといえば、通常はグラタン皿などに入れてオーブンで「焼く」スタイルを想像しますが、「アポロ」ではその常識が覆されます。焼きカレーが独自のアレンジで提供され、焼きめしとカレーの斬新なコラボレーションが楽しめる一品です。

店内に入るとテーブル席とカウンター席が並んでおり、アットホームな雰囲気です。

名物の焼きカレーなど、セットメニューも充実しています。

本日は「焼きカレーとカツのセットメニュー」を注文しました。(税込700円)

「アポロ」の焼カレーは、焼きめしの上にサラサラとした特製カレーがかけられた、まさに「焼きめしカレー」とでもいうべきスタイルです。焼きめしとカレーがそれぞれ独立しており、食べる際に混ぜ合わせることで、カレーに包まれた焼きめしの旨味が絶妙に引き立てられます。

この焼きカレーの美味しさの秘密は、カレーの煮込み具合にあります。アポロのカレーは1日半煮込み、さらに3日間も寝かせるという手間のかかった一品。牛肉が溶け込み、深いコクと甘みのある味わいが特徴で、サラサラとしたルーはどこかスープカレーのような軽やかさも感じられます。このまろやかで優しい甘口のカレーが、パラパラの焼きめしと絶妙なハーモニーを生み出しているのです。

焼きめしは、具材に豚肉、ネギ、玉ねぎ、卵などが入っており、香ばしさを活かした中華風の味付けで、ふわっと軽い口当たりとともに楽しめます。単体でも十分な満足感があり、噛むほどに旨味が広がるのが特徴。通常、焼きめしには福神漬けが添えられることが多いですが、「アポロ」では紅生姜が添えられているのもポイントです。この紅生姜が良いアクセントとなり、カレーとの組み合わせに新たな風味を加えてくれます。

「アポロ」の焼カレーは、以前、医大病院が近くにある時代に、そこに通う医大生たちから愛されてきた一品だそうです。看板には「医大病院で親しまれた」と書かれていますが、これは医大病院で働いていた先生のリクエストが発端で、医大生や看護師たちの間で広く人気となったことからそのように表現されているとのこと。

「アポロ」の焼きカレーは焼きめしとカレーという独立した2つの料理が一皿に収まり、しかも絶妙なバランスで成り立っています。シンプルながら深い味わいが感じられ、飽きることなく完食できる一品です。

【店舗情報】

・店名:アポロ

・住所:和歌山県和歌山市十番丁20

・電話番号:073-432-3015

・営業時間:平日11:00-15:30 
      土曜日11:00-14:00

・定休日:日曜日

・インスタグラムはコチラ

地方創生ライター(和歌山市)

和歌山の魅力を余すことなくお伝えする地域ライター。和歌山の飲食店や地元イベント、カルチャーをワクワク感たっぷりで取材し、その魅力をお届けします。 ※2024年9月までは泉佐野市(大阪府)、同年10月からは和歌山市(和歌山県)を担当しております。

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