エンジンが変わってもシグナスはやっぱりシグナスだった話。
今や大人気となった原付二種カテゴリをヤマハのシグナスXと、スズキのアドレスV125が牽引してきました。
アドレスV125はカタログ落ちしてしまいましたが、シグナスXは法規制に対応しながらモデルチェンジを続けました。
シグナスXの魅力といえばポテンシャルを秘めた空冷4バルブエンジン。頑丈なのでカスタムに耐え、スクーターレースのカスタムベースに使われてきました。
2021年12月シグナスXは次世代を見据えて大幅にモデルチェンジ。NMAXなどに搭載される水冷のブルーコアエンジンを採用しつつ、名前をシグナスグリファスに変更しました。
ブルーコアエンジンは今後の排気ガスや法規制を見据えた次世代型。高出力・高効率で環境にも優しいエンジンです。
シグナスXはやっぱりスポーティーなのが魅力。エンジンの変更によってつまらなくなるのではないかと思っていました。
今回試乗してみた感想の第一声としては「やっぱりシグナスはシグナス」ということ。
今回のモデルチェンジでシグナスは前後タイヤをワンサイズずつ広げました。タイヤサイズを広げれば重量アップし、安定感向上にはつながるものの加速は鈍くなります。
ですがエンジンの変更によって従来より出力アップ、さらにはNMAXよりも軽量なボディは俊敏な加速を見せます。正直カスタムによって化けるポテンシャルはわかりませんが、スポーティーな走りは従来通りという印象。
それでいてカスタムをしないユーザーにとっては、新しい魅力が追加されている印象を受けました。詳しくは動画をご覧ください。