鹿児島県で6時間に300ミリ以上の集中豪雨、午後は九州北部で厳戒を
線状降水帯で6時間に300ミリ超
明け方から鹿児島県内に発生した線状降水帯の影響で、鹿児島県の南端、大隅地方で猛烈な雨が降り、記録的な大雨となっています。
気象庁のアメダスでは、鹿屋で午前9時20分までの6時間に290.0ミリの大雨となり、観測史上1位を更新したのをはじめ、解析雨量では同じ鹿屋市で6時間に350ミリ~400ミリ近い豪雨を記録しています。
一級河川の肝属川水系に氾濫危険情報
このため、鹿屋市やその周辺の大崎町、志布志市などで、土砂災害の危険度が最も高い極めて危険な状態となっており、肝属川水系には氾濫危険情報が出され、浸水の危険度も極めて高くなっています。
午後は九州北部に線状降水帯が発生か、厳戒を
このあと午後になると雨雲の流れ込みは九州南部から九州北部へと北上する見込みです。
このため、鹿児島県や熊本県の大雨はいったん小康状態となりますが、今度は長崎県や佐賀県、福岡県が活発な雨雲の通り道となり、最新の予想では、昼過ぎから夕方にかけて、東西に連なる線状降水帯が発生する計算となっています。
予想通りならば、現在鹿児島県で降っているような数時間で200ミリ以上というような猛烈な雨が降ってもおかしくなく、ことによると熊本県で起きたような甚大な災害を伴う集中豪雨に結び付くおそれも否定できません。
気象庁のレーダーや危険度分布で常に最新の状況を確認しつつ、出来得る限り早め早めの避難行動をぜひともお願いします。
とにかく、午後は九州北部が極めて危険なエリアとなります!