時代に逆行!?“暮らしのプロが細々と年賀状を続けるワケとは?“続けて感じるメリット3選
「年賀状じまい」という言葉を聞くようになって久しくなりました。実際、「退職」や「引越し」、また「終活の一環」として年賀状をやめるご家庭も増え、年賀状の発行枚数はピーク時と比較して34億枚も減っています。
そんな中、筆者宅では細々とではありますが未だ年賀状文化を続けています。ということで今回は、年賀状を続けて感じるメリットを暮らしのプロが3つ紹介します。
1:年に1回の家族行事になる
筆者宅では、毎年11月〜12月の上旬に庭で家族写真を撮影するようにしています。この時期に撮影するのは、もちろん年賀状のため。ただいま小学生と保育園児の子どもたちが、いつまで家族写真を撮らせてくれるかわからないため、嫌がるようになるまでは続けたいというのが夫婦の考えです。
もちろん、年賀状をやめて家族写真だけ撮り続けることもできますが、毎年この時期に「そろそろ年賀状だ!」と慌ててカメラを庭に持ち出している状況。きっと「年賀状じまい=家族写真じまい」になると、わが家では感じています。
2:年賀状で繋がっている相手がいる
今はSNSやLINEで遠くに住む相手とも簡単に連絡が取れる時代ですが、それらで繋がっておらず、毎年年賀状だけでやり取りをしている人が、わが家には少なからずいます。
SNSやLINEをしていない世代の親戚に、子どもたちの成長や自分たちの様子を伝え、相手からの年賀状では元気に過ごしていることを知ることができています。
もちろん、住所や電話番号は知っていますが、わざわざ電話をするのはハードルが高いもの。1年にたった1回の機会ではありますが、このやり取りで安心できているのは確かです。
3:義理をなくして本命に丁寧になれる
年賀状を続けているといっても、筆者宅でもピーク時の1/5ほどの枚数になった年賀状。仕事関係などの「義理」で出すようなモノはゼロになりました。残されたのは、自分が本当に出したいと思う「本命」のみ。
枚数がグンと減った分、一枚一枚に丁寧に向き合うことができています。もちろん、枚数が少ない分、準備に要する時間も、費用も、大幅に抑えられています。郵便料金が値上がりした今も、さほど負担に感じない費用感で続けられそうです。
無理にやめなくてもOK!
時代や周囲に合わせて、無理に「年賀状じまい」をしなくても大丈夫!精神的に負担に感じる「義理」をなくしてみるだけでも、ずいぶんと気持ちが軽くなりますよ。「やめる」も「続ける」も自分の軸で選んでみてくださいね。