うつ状態になった時に必要な2つの秘訣【職場復帰までの道筋】
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科外来での診療を行い、インスタにてHSP気質を持つ人々に対しての発信も行なっています。
そこで、こんな質問を受けることがあります。
「どうやったらうつ状態は治るのですか?」
「職場での人間関係のストレスが強くて、復帰できる気がしません」
1日の大半を過ごす職場での悩みを抱えるって本当に辛いことですよね…。
いつ治るか、本当に治るのかと不安になったりもしますよね…。
そこで本日はうつ状態になったら、職場復帰に役立つ2つの秘訣についてお伝えします。
この記事を読んで欲しい人
・うつ状態に悩んでいる人
・どうやったら治るのか不安を抱えている人
この記事を読むメリット
・職場復帰に役立つ2つの秘訣がわかる
・うつ状態は治るとわかり安心できる
この記事の信頼性
・精神科での外来診療に加え、インスタで5万人以上のHSP気質を持つフォロワーさんとの関わりから発信します。インスタにも遊びにきてね♪
うつ状態になって職場復帰に役立つ2つの秘訣
うつ状態になり、職場復帰に必要な2つの秘訣はなんでしょう。
結論としては「休養」と「環境調整」です。
これを聞いて、「そんなの知っているよ」と思ったのではありませんか?
しかし思いの外、これができず再休職に至る方も多いんです。
もう少し深堀りしていきましょう。
うつ状態になるには何らかの明らかな原因があるんです。
その原因は人によって様々。それは人間関係だったり、業務の多さだったり、通勤時間の長さだったり千差万別なんですね。
まずは原因から離れてゆっくりと「休養」する必要があります。
その中で、不眠や不安などの症状が強くなっていれば、適宜お薬での治療も行いながらの休養となります。
そしてゆっくりと一定期間休めれば、元の元気だった状態には戻っていきます。
そして、元気だった状態に戻ったら「もう大丈夫だから復帰しよう」と、どうしても考えがちです。
そして、元気になったからといいまた同じ環境に戻って、再度具合を悪くし再休職に至る例も少なくありません。
そこで復帰する前に、必ず「環境調整」が必要となるんですね。
つまり、「休養」か「環境調整」のどちらかが必要なのではなくて、どちらも必要なんです。
もともと具合が悪くなった原因である、人間関係、業務量、通勤時間、業務内容など、その原因は様々ではあります。
その原因をしっかりと調整した上で復帰する必要があるんですね。
職場の上司や人事、場合によっては産業医の先生とも一緒に、原因について相談し業務量軽減や異動などの調整をしましょう。
しっかりと、「環境調整」が行われたら、実際に復帰に向けて動いていくことになるんです。
「休養」と「環境調整」が終わったら
休養と環境調整がしっかりされたら、復帰を話し合いましょう。
そこで必要になるのは、週に何時間、週に何回から勤務を再開するかという話し合いです。
場合によっては業務内容の話し合いにもなるでしょう。
休職の期間が長ければ長いほどに、あなたの体力、業務効率ともに落ちています。
そこで焦って休職前の時間、日数をフルで働くには、あまりに負担が大きいんですね。
職場によっては復帰プログラムが用意されている場合もあるでしょう。
通勤訓練から始めて、午前勤務のみ、3時までの業務、フルタイム残業なしなど徐々に業務時間や日数を増やしていく形になるかと思います。
復帰になって気合が入るのもわかりますが、ここは焦らずにゆっくりと心身を仕事モードに戻していきましょうね。
無理しちゃダメですよ♪
まとめ
本日はうつ状態になって職場復帰に役立つ2つの秘訣についてお伝えしました。
いかがでしたか?
現在、うつ状態に悩んでいる方や、復帰できないのではと不安になっている方の気持ちが少しでも楽になれば嬉しいです。
しっかりと「休養」し「環境調整」をした上で、みんなで相談していきながら復帰を目指していきましょうね!
焦らずゆっくりとですよ♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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