キャンプのゴミはどうする?連泊のキャンプ旅で溜まるゴミ対策のポイントは【減らす&分別】
2~3日のキャンプで発生するゴミなら圧縮してかさを減らせば家に持ち帰るまで邪魔にはならないでしょう。
しかし、一週間以上の長期に渡るキャンプ旅や日本一周ツーリングになると全てのゴミを家に持ち帰ることは困難になります。
食品を購入するたびにゴミは増えていきますからね。
そんな連泊キャンプで溜まるゴミを効率よく処分する方法は『減らす』&『分別する』こと。
この記事ではキャンプのゴミを対策する方法について紹介します。
ゴミを減らす
まずは買い物をする段階からゴミを減らします。
スーパーのサッカー台にゴミ箱が設置されていることが前提ですが、買った食材を持参したタッパーやジップロックに詰め替えてしまうのです。
その際に、食品を包装していた容器はスーパーのゴミ箱へ捨てさせてもらいます。
ただ、肉や魚が入っているトレーはゴミ箱に入れてしまうと衛生上良くないので、そのまま持ち帰ります。
もし、ゴミ箱がないスーパーでも「長旅をしているので~」などと事情を説明すれば その店で買った商品のゴミは引き取ってもらえる確率が高いです。
玉子も百均の専用ケースに入れると割れることはありません。
これで、容器包装のゴミをかなり減らすことが出来ます。
次に食事作りの際に必ず発生するのが生ゴミ。
生ゴミは土に埋めると自然に帰るのでは?
と思われがちですが、実は これは危険な行為になります。
というのも、クマやイノシシなどの嗅覚の優れた危険な野生動物を呼び集めてしまう原因になるからです。
また、夏場は虫が寄ってきてウジが湧くこともあります。
そこで、生ゴミの場合は焼却する事で量を減らします。
熱効率の良いキャンプ場のカマドを利用すれば、乾燥した生ゴミを燃料としても使えるので一石二鳥です。
その際に紙や木のゴミがあれば一緒に焼却すると良いでしょう。
例を挙げると牛乳パック、紙コップ、紙皿、トイレットペーパー、食品の紙箱、割り箸、焼き鳥の串、アイスクリームの棒など。
最初に焚き火の上で生ゴミの水分を飛ばして乾燥させます。
そして、乾燥した生ゴミは簡単に燃え尽きて灰になります。
高温の炎の中でも骨の形は最後まで残りますが、トングなどで叩くと灰と一緒に粉々になってしまいますよ。
最後はカマドの灰を灰捨て場に処分すれば完了です。
分別する
大きなスーパーでは洗ったトレーなどは資源ゴミとして回収してもらえますよね。
例えば、肉や魚が入っていた白色トレイ、空き缶、ペットボトルなどはスーパーで回収してもらえることが多いです。
私が住んでいる福岡県ではプラスティックの容器なども回収しているスーパーがあります。
水洗いとマイクロファイバーの布巾を使えば油汚れも取り除くことが出来るので、お菓子のビニール袋なども回収してもらえます。
これで嵩張るプラ容器を処分することが出来ます。
あとは、ガラス瓶とスチール缶、ガス缶などは地元のリサイクル業者へ持って行くという方法もあります。
【空き瓶 無料回収 ○○市】【スチール缶 無料回収 ○○市】などで検索すると見つける事ができるのでは。
最終処分
最終的に残ってしまったゴミの処分方法として、まず1つ目はゴミ捨てが可能なキャンプ場を利用すること。
最近はゴミの持ち帰りを奨励するキャンプ場が増えましたが、ゴミ捨てが可能な場合もあります。
キャンプ場ならガスの空き缶も回収してもらえますからね。
次に2つ目の方法は道の駅でゴミ袋を購入して処分する方法。
この方法も一部の道の駅でしか使えない技ですが、ゴミ袋が安価な上に溜まったゴミを一度に処分することが出来るのでおススメです。
最後にガソリンスタンドで給油のついでに処分させてもらう方法。
ただ、フルサービスのスタンドでも断られる事が多いので、給油をする前にゴミを処分してもらえるかどうかを尋ねた方が良いでしょう。
最後に
コロナ禍の時は飲食後のゴミの引き取りを拒否する施設も増えましたが、やっと一段落したようですね。
ゴミを捨てるチャンスを逃さないようにすれば、長期のキャンプ旅でも困ることは無いでしょう。ご参考までに。