皆さん、京都の一乗寺と聞いて何が浮かびますか？ 歴史好きなら宮本武蔵の一乗寺下り松とか、食いしん坊バンザイなアナタならラーメン激戦区であるとか、人によってそれぞれかと思われますが、今回その一乗寺エリアでとても好みのカフェを見つけました。いつも丼やら麺類やらカレーやらばっかりじゃないんですよ。いや、だいたいはそうなんですけども、たまーにはカフェとかも行くっちゅーの。とにかく、雰囲気抜群のお店でしたので、ご紹介させていただきます〜。

こちらが「Cachette」さん。白川通沿い、京都芸術大学少し北あたりになります。最寄り駅は叡山電鉄一乗寺駅……より茶山・京都芸術大学駅の方が近そうです。グーグルマップでは東へ徒歩11分とのこと。すぐ隣は有名なカレー店、ガラムマサラさんですよ。で、お店に入ろうと思って、左側がガラス扉かなと思ったら違うんですよ。

ほら、店舗右側の大きなガラスが扉になってるんです。知らなかったら、一瞬まごつくこと間違いナス。ググッとプッシュして入っちゃいましょう。

店内から入り口を見た図がこちら。なかなか入り口にはない、大きなガラス扉なんですよ。で、お店の中はですね……。

天井からドライフラワーが降ってくるぅぅ〜〜！ ってくらい、すごい量のドライフラワーが吊られています。そして棚などにもたくさんのアイテムがディスプレイされておりますよ。

こんな感じのオシャレ過ぎるドライフラワーがあるかと思えば……

こんなカラフルな花束もあったり、とにかく素敵なドライフラワーがたっくさん用意されています。ちなみにインスタグラムによりますと、こちらのテーマは「花のある暮らし」とのこと。普段、花を愛でる、なんてことはあまりないのですが、そんなアタスでも「なんかいいわ〜」とうっとりするくらいいい感じ。

で、店奥にある階段がこちら。1階のオシャレさにもうフラフラになってますんで、階段から転げ落ちないように注意しつつ、2階へ行ってみましょう。

2階もドライフラワーがあふれとるーッ！ ホントに思わず「わぁ……」って声が出てしまいました。そんで、たくさんの花の間をズズズイッと進みますとですね。

なにこれ！？　パリ？ ここはパリのアパルトマンの屋根裏部屋なの？（しらんけど） ホントにここがラーメン激戦区、一乗寺エリアだとは思えない、まったくの異空間ぶりに腰が抜けそうです。

抜けた腰のまま、フラフラと席につこうとしてましたら、先にオーダーするシステムであることに気が付きました。メニューがまたこれ！ 1品ずつ特徴も書かれた美しい写真が用意されてるんですわ。もーオシャレ！

ちなみにこちらがレジスター。ガチャガチャチーンなんていっちゃったりして、オシャレ空間に一分のスキもなし！

たまたまお客さんがほかにいらっしゃらなかったので、特等席的な窓際のこちらに座ることができました。窓の外にはセーヌ川、それともエッフェル塔が見えてのかしら、ラララ〜。

見えていたのは、みんな大好き天下一品総本店でした。でもいいの、お花のパワーがすごいから、白川通もシャンゼリゼに見えちゃうの。

ほれ、あらためて店内を見てみるとコレですよ、やっぱすごいわー。ちなみにBGMはアンビエント・ミュージックっていうんでしょうか、この空間をより高めてくれるエエ感じの“音”が静かに、でもしっかりと響いておりました。

オーダーしたのはこちら。ドリンクは「Arbre〜アーブル〜」700円。メニューによりますと、ミルクにフラワーシロップと香りのよいアールグレイを合わせているそう。飲んでみると、フローラルっていうんでしょうか、とにかく香りがいい！ 甘さも控えめですっきりしたおいしさです。スイーツは本日のパウンドケーキ500円。みっちり詰まった生地にはドライフルーツがどっさり入っておりました。

こちらは「Amethyst〜アメジスト〜」700円。ハーブとレモンでピンクになったお茶に紅茶を注いでるんですって。美しい色と爽やかな酸味が印象的で、こちらもおいしゅうございました。

ラーメン激戦区の一乗寺エリアで見つけた「Cachette」さん。今、名前を調べたら「隠れ家」とか「隠し場所」とかの意味なんですって。ヒザを打ちたくなるくらい、ぴったりな名前じゃござんせんか。ホントに注意してないとうっかり通り過ぎそうな控えめな外観で、ましてここにカフェがあるとは思えない感じでしたが、店内に足を踏み入れたら、その異空間ぶりに圧倒されまくり！ 訪れたのが夕方近くという時間帯だったこともあるのか、ほかにお客さんも来られず、ゆっくりと過ごせました。このリラックス度はほかではなかなか得難いもの。きっとまたまったりティータイムを楽しみに伺います！