【横浜市南区】元バスの運転士さんのこだわり自家焙煎コーヒーが楽しめる「あべちゃんコーヒー」南太田駅
横浜市南区南太田。京急線南太田駅徒歩1分にある「あべちゃんコーヒー」。南太田駅の改札(一か所のみ)を出てすぐ、広場の角を曲がるとお店が見えます。
ガラス窓の外から見える大きな焙煎機を眺めて、コーヒー好きの私はワクワクしながら扉を開けました。
カウンター席に着くと、優しそうな雰囲気のご主人から「コーヒーのメニューだけですが、よろしいですか」と声をかけられました。メニューはジュースを除いて、コーヒーのみ。専門に特化したメニューで、好感が持てます。
来店した日は雨あがりの蒸し暑い日。私はアイスコーヒーを注文しました。すると
店主「どんな味がお好きですか?」
と質問が。
私「酸味が強くなくて、すっきりしたアイスコーヒーが好きです」
店主「では、4番の豆『マンデリン ビンタンリマ(深煎り)』はいかがですか。7番『ダークブレンドJUMP!』も4番と同じく深煎りなのですが、ちょっと苦味が強いんです。すっきりした味がお好みであれば4番の方が後味が軽やかです」
まるでコーヒーカウンセリング(私の造語です)を受けているよう。私はてっきり、すでに「アイスコーヒー用」として豆が用意してあり、その豆でコーヒーを提供されるのかと思っていました。でもそうではなく、お客さんの好みに合わせて豆を選ぶところからやってもらえるんです。
「あべちゃんコーヒー」の開店は2021年6月。今年の6月で2周年を迎えます。
元々は空港バスの運転士だったというご主人。運転士として働いていた頃からコーヒー焙煎にはまり、現在お店に置いている焙煎機メーカー主催の焙煎教室に6年間通っていたそう。コロナの流行で空港バスの運行が減り、それをきっかけにこの「あべちゃんコーヒー」を開店されたと言います。
焙煎したコーヒーは店内で飲めるだけではなく、販売もされています。猫のイラストはデザイナーさんの作品だそうですが、他のパッケージはご主人が自分で作っているそう。
金曜日だけ、お店の隣にあるシェアキッチンで販売しているパン屋さんから取り寄せたアンパンを販売。次は金曜日に行ってみようと思います。
店主「お客さんからコーヒーの淹れ方を質問されたら、なるべく手軽に家で淹れてもらえるようにアドバイスさせてもらっています。家で試してみてもらって、コーヒーにハマる人が出てくる。するとまた来店してもらえて、だんだんとコーヒーの輪がつながっていくのがうれしいです」
穏やかな口調のご主人からコーヒーへの愛情が感じられました。ふと立ち寄ることができるコーヒーの存在、幸せをもたらしてくれます。
お店は、大通りから少し入ったところにあるので、少し目につきにくいかもしれません。ですが、その路地にたたずむ雰囲気もまた、「あべちゃんコーヒー」の良さではないかと感じました。
ゴールデンウィーク中も営業しています。
【あべちゃんコーヒー】
住 所:横浜市南区南太田1-26-5
営 業:10時~19時
定休日:毎週火曜日、第1水曜日
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