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【韓国シリーズ】8番を打つドイツ出身助っ人が貴重な一発 NCが接戦で初戦を制す<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
3ランを放ったアーロン・アルテール(写真:NCダイノス/初報から差し替え)

17日の韓国KBOリーグは公式戦1位のNCダイノスと、プレーオフを勝ち上がった3位のトゥサンベアーズによる韓国シリーズ第1戦が行われました。

試合はNCが初回に1点を先制。4回裏には2つの死球で1死一、二塁のチャンスを作ると、8番のアーロン・アルテール選手がトゥサンの先発ラウル・アルカンタラ投手から左中間へ3ランホームランを放ちました。

アルカンタラ投手が1ボールの後、5球続けて投じたフォークボール、フルカウントでの6球目をアルテール選手が完璧にとらえての一発でした。

4点を追うトゥサンは5、6回と相手のミスをきっかけに計3点を挙げ3-4と1点差に迫ります。

しかしNCは8回裏に1点を追加し、5-3で逃げ切り勝利。NCが初戦を制しました。NCは4年前の韓国シリーズ初出場ではトゥサンに4連敗を喫したため、この日の勝利がチーム創設以来初の韓国シリーズでの白星となりました。

敗れたトゥサンは3度の併殺打を喫するなど、打線のつながりを欠きました。

第2戦は18日の18時30分からコチョクスカイドームで行われます。予告先発はNCがク・チャンモ投手、トゥサンがクリス・フレクセン投手と発表されています。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「第3戦からさらに観客数を減らして実施」

新型コロナウイルス感染防止のため、韓国シリーズの観客数は球場収容人員の50%で実施されていますが、ソーシャルディスタンス強化レベルが再び上がったため、第3戦からは30%まで(最大5,100人)と変更になりました。

そのため、既に販売済みの第3戦以降のチケットはすべて自動的にキャンセルとなり、再販売となっています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

韓国シリーズ第1戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月17日(火)の結果

・NC 5- 3 トゥサン(コチョク)

 韓国シリーズ 第1戦

 勝:ルチンスキー

 敗:アルカンタラ

 

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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