竹串でホコリ取りは絶対やめて!ドラム式洗濯機の正しい大掃除【節電効果UP】
洗濯研究家の平島 利恵です。
年末の大掃除で洗濯機を掃除する方も多いですよね!
ドラム式洗濯機で乾燥までしている方は、ホコリ汚れをしっかり落とすことが大切です。
掃除の際、竹串などを使ってドアパッキン部分のホコリをこそげ取るのは危険です。最悪の場合、洗濯機が破損する原因となります。今回は、ドラム式洗濯機の正しいお手入れ方法を解説します。
ドラム式洗濯機の大掃除ルーティーン
洗濯槽クリーナーの選び方
昨年の大掃除から全くお手入れをしていないという方は、強力な塩素系のクリーナーのほうがおすすめです。
洗濯槽クリーナー以外を使った掃除も多く紹介されていますが、洗濯槽クリーナーには洗濯槽のステンレスを傷めないよう防食剤が配合されているものが多いため、洗濯槽洗浄にはクリーナーを使用しましょう。
酸素系クリーナーは、酸素の力で汚れを剥がし落とします。小さなお子様がいる場合やお肌が弱い場合は、酸素系の方が安心です。
塩素系クリーナーは換気を忘れずに!
塩素系漂白剤を使用するときは換気を行います。塩素系クリーナーにお湯を使うのはNG!刺激臭が発生します。また、酸性タイプの洗剤等と混ざると有毒ガスが発生するため、取り扱いには注意しましょう。
洗浄後に塩素のニオイが気になる場合は、もう一度すすぎを行います。
酸素系クリーナーは温水洗浄で効果UP&時短
酸素系クリーナーの場合は、40度程の温水を使う方と洗浄力が上がり、短い時間で漕洗浄を終えることができます。特に冬場は水が冷たいため、温水の使用がおすすめです。
洗濯後に黒カビが残る場合は、何度かすすぎを行います。
ドアパッキンのお手入れ
ドアパッキンの裏側についた汚れやホコリは、洗濯槽クリーナーを使うだけでは落とし切れません。濡れたまま放置するとカビの温床となるため、本来は洗濯のたびに柔らかい布でふき取りましょう。
竹串での埃取りは絶対にやめて!
ドアのパッキン部分の埃を取る際、竹串など鋭いものでゴリゴリこそげ取るのは絶対にNGです!
パッキン部分は連結が外れたり、ゴムに穴が開いたりしやすいデリケートな場所。力任せに掃除をすると水漏れや故障の原因に。
汚れが酷い時は、衣類用の酸素系漂白剤をを水で薄め、柔らかい布に染み込ませて拭きとりましょう。
乾燥フィルターのお手入れ
乾燥フィルターには、乾燥時に出た糸くずやホコリなど、わた状のゴミが付着します。目詰まりしている場合は、指の腹で優しくこすりながらぬるま湯で洗います。
フィルターを歯ブラシなどで強くこすると、のびたり、破れたりする原因になります。
乾燥後は毎回お掃除するのが◎
乾燥フィルターは本来、乾燥機能を使うたびにお手入れが必要です。お手入れを怠ると、フィルターが目詰まりし、乾燥時間が長くなったり、乾燥ムラの原因に。
長期間ホコリが蓄積すると、故障の原因にもなります。
機種によっては、専用の掃除道具が発売されているので、使用するのがおすすめです。
洗濯をしたのに衣類が臭う原因はホコリかも
湿気を含んだホコリをそのままにしていると、ホコリにカビが発生します。カビを含んだホコリが洗濯・乾燥の際に衣類全体に戻るため、ニオイや黒ずみが発生しやすくなります。
乾燥見直しが続く時は要注意!
ホコリが蓄積すると、乾燥機能が低下します。ドラム式の場合、乾燥が不十分だと乾燥時間が伸びますが、予定よりも大幅に伸びる方は要注意。ホコリのせいで毎日の電気代もかさむため、お手入れが欠かせません。
ドラム式洗濯機のホコリは、通常の掃除では手が届かない場所にも蓄積するため、あまりに乾燥時間がかかる場合は、メーカーや専門業者に依頼するのも一つの方法です。
黒カビを防ぐ3つの習慣
毎日洗剤を使って洗濯をしていても、洗濯槽は黒カビが発生しやすい場所です。
衣類を清潔に洗うため、普段から黒カビの繁殖を防ぐために3つのことに注意しましょう!
洗剤・柔軟剤は規定量を
過剰な洗剤・柔軟剤成分は、洗濯槽に蓄積し、黒カビのエサとなります。水の量に合わせ、規定量を使用しましょう。
洗濯槽の湿度を下げる
カビは湿度が高い場所で繁殖しやすくなります。そのため、洗濯・乾燥後はすぐに衣類を出し、ドアを開け、換気を行います。
洗濯槽洗浄は月に1度
洗濯槽はカビが繁殖しやすい場所です。大切なご自身やご家族の肌に直接触れる衣類を洗濯するため、清潔に保つためには1ヶ月に1度、定期的な掃除を行いましょう。
洗濯槽をキレイにお掃除し、新年を気持ちよく迎えましょう!