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今季初勝利の高卒3年目は歴代の同姓同名2人と同じ左投手という偶然<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季初勝利を挙げた高卒3年目のイ・スンホ(写真:キウムヒーローズ)

9日の韓国KBOリーグは3試合が雨で中止。1試合が降雨ノーゲームとなり、コチョクスカイドームでのキウムヒーローズKTウィズの1試合だけが行われました。

試合は1回裏、2点を追うキウムが無死満塁から4番サンズ選手の満塁アーチで逆転。そのまま逃げ切ったキウムが7-3で勝利しました。

両チームのヒットの数はどちらも9本でしたが、KT投手陣が12個の四球を与えたことが響きました。

キウムの先発、高卒3年目20歳のイ・スンホ投手は今季3度目の登板で初勝利。低めを丁寧についてゴロを打たせる投球で、6回を投げて被安打5、失点3という内容でした。

韓国は同じ姓の人が多い割に同姓同名さんを目にすることが頻繁ではありません。イ・スンホ投手と同じ姓名のプロ野球選手は引退した2人を合わせて計3人ですが、なんとこの3人、偶然にもみんな左投手です。

1976年生まれでLG、SKでプレーしたイ・スンホ元投手(現KTコーチ)、1981年生まれでSK、ロッテ、NCに在籍したイ・スンホ元投手(現サンムコーチ)はどちらも実績を残し、代表チーム入りした経験があります。

76年生まれのイ・スンホ元投手(写真:ストライク・ゾーン)
76年生まれのイ・スンホ元投手(写真:ストライク・ゾーン)
81年生まれのイ・スンホ元投手(写真:ストライク・ゾーン)
81年生まれのイ・スンホ元投手(写真:ストライク・ゾーン)

現役のイ・スンホ投手も2人の先輩左腕投手に追いつくような活躍を見せるか楽しみです。

以下が結果です。

◇4月9日(火)の結果

・LG 中 止 サムソン(チャムシル)

 勝: 敗:

・キウム 7- 3 KT(コチョク)

 勝:イ スンホ 敗:キム ミン

・ハンファ 中 止 SK(テジョン)

 勝: 敗:

・KIA 中 止 NC(クァンジュ)

 勝: 敗:

・ロッテ 中 止 トゥサン(プサン)

 勝: 敗:

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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